スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

今年は暦通りに春がやってきた感じがするのは、私だけでしょうか。ミモレが創刊した時は、「なんで冬の終わり=春の初めはこんなに寒いんだ」と文句を言っていましたが、今は心穏やかに、安定しない気温を眺めていられます。な、ぜ、な、ら。温活がうまくいっているから(笑)。数年前より、平均体温が0.8度は上がりましたから。もう、冬が怖くない(笑)!

 

さて。今日はその、安定しない気温に、とはいっても翻弄されるこの時期に着るべきもの。まずは、ジレコート。下で着ているのはセオリーリュクスのものですが、スモーキーなグレイッシュカーキが、明るい色とも黒とも合ってくれます。もちろんたっぷり長さがあるので、防寒の目的も果たしてくれます。暖かな日は1枚で。寒い日は布帛のコートの中に入れて――もOK。

そして、透ける素材のスカート。これは3月末に発売予定のファビアナフィリッピとコラボしたチュールスカート。サンプルをひと足早く着ていますが、これまた、狭間の時期にぴったり。羽のように軽い黒が、少し厚手のニットもフレッシュに見せてくれます。足元も、厚手のタイツからストッキングに替えると、より季節感を増すのでおすすめ。

朝と夜の気温差、毎日の寒暖差。「何を着れば良い?」「冬ものにも飽きた」も解決してくれるのが、こんなアイテムたちです。
 

大草 直子

インナー、少し厚手のニットですが、アウターに響かないのも良いですね。

【ジレ】

カーディガン#アライア
レギンス#セオリー

【スカート】


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