『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』
受け身だったヒロインが自ら下した決断は?

 

高畑充希さん主演ドラマ『ムチャブリ!』も、自立がひとつのキーワードになっていました。

 

本作で、ヒロイン・高梨雛子(高畑充希)を奪い合ったのは、浅海寛人(松田翔太)と大牙涼(志尊淳)。雛子は、浅海からの“ムチャブリ”に奮闘しながら、子会社の社長として成長を遂げてきました。最初は、出世欲がまるでなかった彼女が、仕事にやりがいを見出すことができた。いまの雛子がいるのは、浅海の存在があったからと言っても過言ではありません。

何をしでかすか分からない無邪気さと、達観している落ち着き。浅海は、相反する2つの顔を持っています。「ビビッときたんだよ。君にね」と頭を撫でたり、失恋して落ち込んだ時には、「俺が、君を選んだんじゃない」と励ましてくれたり……。浅海には、惚れるしかないやろがい! と叫びたくなるほどの魅力がありました。雛子も、そんな彼に心惹かれていきます。

しかし、浅海は学校を作るためにアフリカに旅立ってしまう。「君と、一緒に生きていきたい」と言われた雛子ですが、彼について行くことはしませんでした。社長を務める会社「リレーション・フーズ」が、何よりも大切な存在になっていたから。「君が決めたなら、それでいいんじゃない?」と微笑む浅海。これまで、“ムチャブリ”を聞くだけだった雛子が、自ら決断をした瞬間でした。

とりあえず、“大牙コース”に終着した(?)雛子の恋ですが、2人は恋人としての関係をどう築いていくのでしょうか。番外編でも、スペシャルでもいいから見てみたい……!