圧倒的なパフォーマンス力とライブにこだわる姿勢

先ほど紹介した多彩な楽曲を、歌・ダンスともにレベルの高いパフォーマンスで魅せてくれるのがハロプロ。すべて生歌のライブはCD以上に迫力があるし、「よくあれだけ踊りながらブレなく歌えるな」と思うこともしばしば。さらに、休みもなく長時間パフォーマンスするところにも驚き、「体力おばけ」という言葉も出てくるほど。

2018・2019に出演した「rockin'on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL」では、自分たちに興味をもってもらうにはどうしたらいいかをメンバーたちからも意見を出して考え、炎天下でほぼMCなしのパフォーマンスを披露して、ファン以外の観客たちの度肝を抜きました。

コロナ以降、それまでのようなワンマンツアーが思うようにできていませんし、卒業やグループ解散がオンラインとなってしまったメンバーたちもいました。それでも、ハロプロはかなり早いタイミングで2020年の夏にライブを再開し、以降も可能な形でライブを届ける方法を模索し続けてきました。

2020年8月に行われたイベントに行きましたが、3席空け・業務用空調機の使用・多数の係員の巡回など、徹底した対策に「何としても感染者を出さず現場を成立させる」という、執念にも近い意志を感じました。リスクやデメリットもある中、ライブを行い続けている姿勢には感謝しかありません。

もし気になったら、ぜひ一度生の現場に足を運んでほしいなと思います。きっとさらに夢中になります。

 


25年続き、卒業と加入を繰り返し進化するグループ、メンバーそれぞれのストーリー。ドラマを見せてくれる


一人ひとりのメンバー、一つひとつのグループにドラマがあるところも、惹き込まれる理由のひとつ。ずっとセンターにいる子、なかなかパートがもらえなかった子やデビューまで時間がかかった子……それぞれのメンバーに物語があります。そしてその子が自分の壁を乗り越えたとき、次の夢に向かって卒業を決めたときの輝きはほんとうに尊いです。

どの子のどんなところに惹かれるかはその人次第、好きになるまでわからない。同じメンバーを好きでも、なぜ好きなのかはファンが10人いれば10人とも違います。自分の「好き」を見つけるのは楽しいですよ。

グループにもドラマがあります。例えばモーニング娘。は、誰もが名前やメンバーを知っている国民的アイドルと言われる時期の後、あまり注目されない時期もありました。その間に技術を磨き、パフォーマンスのレベルを上げました。時間はかかりましたが、いま再び実力派アイドルとして注目を集めつつあります。

メンバーの卒業・加入が繰り返されるグループなので、歌やダンスのパートが受け継がれていき、ライブにたびたび行くようになるとそういった部分の思い出も増えます。ちょっと頼りなかったメンバーが、先輩の卒業を経てグッと成長するなんてこともあります。そんな彼女たちを見ていると、自分も自分の人生を頑張ろうと思えます。
 

気になったら、まずはYouTubeをチェック!


ハロプロに少しでも興味を持ってくださった方がいたら、まずはYouTubeでMVをチェックしてみてください。きっとあなたの好みに合う曲があるはず! コロナ禍で各グループ・メンバーのSNSが急速に整備されたので、気になるグループやメンバーが決まったら、Instagramでアカウントを探してみてください。TwitterやTikTokにもグループアカウントがあるので、ぜひチェックを!

きっとハロプロが、あなたの人生をちょっと上向きにしてくれます。
 


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