息子の結婚に対して、「かわいい息子をとられた」と思い続けてしまう母親は意外といます。なかには、息子の妻をライバル視してしまう人も……。
そんなちょっとクセのある義母といい関係でいられるためには、どうしたらいいのでしょうか。義母とうまくやっている人は、どんなことをしているのでしょうか?


義母とうまくやっている人の行動1:ライバル視されそうになったら、逸らす

 

義母にも色々なタイプがいます。息子の妻をまるで「自分の娘」のようにかわいがってくれる人もいれば、自分が苦労をした経験上、あまりうるさいことを言わないように程よい距離を保とうとする人、一方で「息子にとって、自分が一番大切な人でありたい」思ってしまう人……。
仲良しにならなくてもいいけど、これから先もずっと関わり続ける相手なので、関係がこじれていると何かと厄介。どんな義母であれ、できることなら、いい関係を保っていたいものです。

ライバル視するような義母ともほどよく付き合えている人は、「張り合わない」ことを大切しています。
例えば、夫の実家に行ったときに、義母が手作りの料理を出されたときは、(嘘でもいいから)「美味しい!」と褒めます。
義母のライバル視する思いを解いた人のなかには、「義母に料理を教わった」という人は意外といるのです。
料理を教わることで、ある意味、“師弟関係”ができると、義母にとっては、「息子をとった憎きライバル」から「かわいい弟子(!?)」に変わることもあり得るのでしょう。

 


義母の前で義父に褒められたときの対応


義母がライバル視する場合、一番厄介な場面になるのが、義母のそんな淀んだ感情に無頓着な義父が、「義母の前で褒めてくること」。それが、“義母とは正反対のこと”だと、余計に嫉妬されることがあります。
たとえば、「◯◯さんはバリバリ働いていてすごいですね」(義母は専業主婦)とか、「◯◯ちゃんはお酒が強いねえ」(義母はお酒を飲まない)とか。

そんなとき、義母とうまくやっている人は、「専業主婦として、家族を支えたお義母さんはスゴイと思います」とか、「最近ではお酒を飲めてもあえて飲まない人が増えていてトレンドになっているみたいですよ」などを言って、お母さんをリスペクトするような返しをします。
そうすると義母は、「あら、意外とこの子は、私のことを分かってくれる!」と思い、心を許してくれることも……あるかもしれません。

このコラムを読んでいる人は、結婚して間もない人ばかりではないでしょう。すでに義母と関係をこじらせている場合でも、ちょっとだけ相手の立場に立った、思いやりのある発言をするように心がけるだけで、意外と関係がガラリと改善する可能性はあります

基本、人は、「私のことを何にも分かってくれない」「私を大切にしてくれない」と思うところから関係は壊れます。
でも、何かあったときに、自分をかばってくれたり、思いやりのある言葉を投げかけられたりすると、「本当はいい人なのね」と思い直すことはあるのです。
だから、今からでも遅くはないのです!

義母との付き合いで要となるのは、「夫」です。なぜなら、嫁と姑は、基本 “夫ありきの関係”だからです。
では、夫には、どんな対応をとってもらう必要があるのでしょうか。次のページで説明します。
 

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【漫画】怖かった義母が味方に変わるとき
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