49歳は、人生の午後3時?

 

イメージとしては、2泊3日の旅行に出かけて、2泊目の夜、あーもう明日は帰るのだなと一瞬気持ちが暗くなる、そんな心情とよく似ています。言い換えれば、人生の終盤を突然意識してしまうから、急に悲しくなる。

人生をよく1日の時間に置き換えたりするけれど、それで言えば49歳は午後3時くらい。太陽の光が急に傾いてきた時に、一日がもう終わりに向かっていると、一瞬もの寂しい気持ちに襲われたりするのともよく似ています。
それまでは、これから何をしようかと、将来への目標をあれこれ描いていたのに、ふと気づくと、将来の終わりが見えて、目標なんて唱えている場合じゃないと急に焦り出す、それが、午後3時なのです。

 

でも思い出してみて。午後3時にふと落ち込んでも、トワイライトタイムはまた胸がワクワクするほど楽しく、ディナーは1日のメインイベントとなるわけで、さっきは何を落ち込んでいたのか、それすら思い出せない位になるはずです。

2泊3日の旅行においても、なんだかんだ言って2日目の夜は1泊目よりも盛り上がり、3日目も旅は旅、くたくたになるまでその日を楽しみ、夜遅くに帰宅というふうになるのではないでしょうか。

つまり、実際50代になってみると、何も終わらないし、もちろん終盤などではない、人生後半に入る焦燥感も悲壮感もまるで感じないはずなのです。

ちなみに更年期障害も数年続くとは言え、いつの間にか終わっていて、がくんと衰えると思いきや、肩透かしを食らったように何も起こらず、むしろ40代の頃よりも肌が安定したような感覚を覚えるのかもしれません。
だから一転、50歳から先は幸福感に包まれる?