約束を守らない人と関わるときの注意点


約束を守らない人に対しては、どうしたらいいのでしょうか。例えば、こんな方法があります。
(1)約束を破ったら、罰金制(※何かをおごってもらうなど)にする。
(2)相手との約束は、話半分でいる
(3)そもそも約束事をしない
(4)そもそも関わらない

など。

ハッキリ言ってしまえば、被害をうけないためには、この4つの方法しかないかもしれません。
なぜなら、「相手には(何かよほどのことがなければ)、必ず約束を守ろうという気はない」からです。
当たり前ですが、重要な約束をするときは、相手を選ぶことが大切。軽い約束事であっても、「約束をした相手が相手なのだから、実現しなくても仕方がないと思っておこう」という心持ちでいたほうがいいのです。

自分は、「“約束を守らない(守れない)人”と約束をしようとしている」ということを自覚していなくてはいけません。
「そんな疑いの思いを抱きながら、人と接するなんてイヤだ」と思うのであれば、そもそもそんな“信じるに値しない相手”とは関わらないほうがいいのです。

 


ただただ人を信じればいい、というわけではない


私たちは「人を信じることは大切」だと教わってきました。でも、ただただ人を信じる人は「いい人」ではなく、単なる「お人良し」であるという見方もあります。
「信じるに値しない人を信じる」というのは、「“本当の相手”を見ていないこと」にもつながります。だから、美徳でもなんでもないのです。
「信じるに値する人を信じ、そうでない人は信じない」ようにしないと、損することが多いでしょう。

「信じることが大切だ」と思い込んでいる人は、疑いの目を抱きにくいので、騙されていることに気づかないことが多々あります。そういう人にとっては、自分の周りに騙している人がいないのか、きちんと考えてみるのは大切なことです。
それは、身の回りにいる友達、知り合い、仕事相手に限らず、です。
世の中に出ているデータ1つとっても、ただただ信じるのではなく、きちんと自分でも調べ、考えることが大切。ただただ鵜呑みにしないで、何かあったら“「おかしい」と思える感性”をもっておくことは、真実をつかむためには大切なことなのです。

日頃から約束を守ることを大切にしている人にとっては、理解しがたいことかもしれませんが、世の中には、「罪悪感を抱かないで約束を破れる人(騙す人、裏切る人)」は存在します。
自分との約束を1度でも破ったことがある人と関わらなくてはいけないときは、“そういう人だ”と思って接するくらいでちょうどいいかもしれませんね。
 

 

前回記事「食事中、テーブルの上にスマホを置く? 一緒にいると「心地よい」と思われる人が気を付けていること」はこちら>>


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