内面の良い変化1:自分の時間が増え、日常を丁寧に生きたいと考えるようになった


会食や飲み会などが減り、自分の時間や家族と過ごすことが増えることで、自己を取り戻したり、新たな楽しみを見つけたりした人は多くいます。

たとえば、
・必要以上に外食しなくなり、家で料理をするようになった。
・快適な家にするために、いらないものを捨て、インテリアを変えた。
・家庭菜園を始め、自分で作った野菜を食べるようになった。
・会いたくない人に会わなくていいんだ、ということに気が付いた。
・時間ができたことで働き方を見直し、もっとプライベートの時間が持てる職場に転職した。

など。

「忙しい」という漢字は、心を亡くすと書きます。予定に追われ、考える時間が少なく、常に気持ちを自分の外側に向けているうちは見えないことがあります。
逆に、1人の時間を持ち、自分の内側(心)に気持ちを向けることで、「自分にとって大切なことはなにか?」「自分はどうありたいのか?」が見えてくるようになるのです。
だから、外出自粛をした結果、「もっと自分を大切にして、丁寧に生活する必要があったんだ」ということに気づき、実行した人が多くいるのでしょう。

 


内面の良い変化2:どんなことも「当たり前ではない」ことを知り、大切に思えるようになった


コロナによって、「いつもの日常」が失われたことによって、「今まで当然のごとく手元にあったものが、実は幸せだったのだ」ということに気づいた人は多いです。

たとえば
・家族や友人と会えるのが当たり前ではないということに気づき、1つ1つの出来事に感謝できるようになった。
・タイミングを逃さないように、したいことはなるべく早くにしておこうと思うようになった。
・人との交流は、心身の健康に欠かせないものだと実感した。

など。

私たちは、手元にある幸せを「当たり前のこと」だと認識し、見向きもしないで、「もっと! もっと!」と新たな幸せばかりを追いかけがちです。
でも、「目の前にある幸せに気づき、しっかり味わうこと」こそが、幸福でいるために大事なことなのです。

また、「いつかできるからいいや」と思っていると、いずれそれができるチャンスを失ってしまうことも。
林修先生の名言「いつやるの? 今でしょ」は、普遍的に大切なこと。後回しにしないで「今やる意識」を持っておきたいですね。

次に紹介する「コロナによる内面の良い変化」は、現代ならではのことです。次のページで紹介します。