これからのシーズンにも活躍する、ウールのボーダー・ニット

2019年5月7日、キングス・カップ”レガッタ”のローンチに出席。 ボーダーニット/Arket パンツ/L.K ベネット クラッチ、靴/エミー ロンドン 写真:ロイター/アフロ

最後は、こちらのボーダースタイル。3年前、これもやはりレガッタのレースに関するお仕事でした。
生成りにネイビーのボーダーに、白のボタンがアクセントになったセーラーパンツを合わされた、ザ・マリンルックは、いつ見ても素敵で可愛いですよね。一見、暑さを感じさせないこのファッションですが、実はボーダーの素材はウール。一方パンツはオールシーズン活躍してくれる、テロンとした合成繊維と、異素材のコーデ。それによって、実はシーズンレスなスタイルが完成しています。

ここまで見て、キャサリン妃の愛用ボーダーは、実はピッチ幅(ボーダーの太さ)がほぼ同じであることにも気づきましたか?
色が定番のベーシックカラーである他にも、ピッチも細すぎず太すぎず、いわゆる普通幅ばかり。肩抜き(肩部分は無地)されたものなどバリエーションはあれど、ボーダー自体の太さは、基本ほぼ同じ。
一枚で着るにはもちろん、アウターのインナーとしても使いやすく、最も着回しが効き、オールシーズン活躍してくれる普通幅のボーダーを、キャサリン妃は選ばれていました。

まだまだ猛暑は続きますが、そろそろ店頭には秋物も並び始める頃。すぐに着れるボーダーから、まず秋ファッションの第一歩、というのはいかがでしょう。
 


構成/高橋香奈子

 

 


前回記事「【メーガン夫人とダイアナ元妃】似たアイテムをそれぞれがコーディネート。どっちの着方が好み?」はこちら>>