ダイアナ元妃の選択③:プレップ・スクール
ウィリアム王子8歳「ルドグローブ校(全寮制 男子校)」

1990年9月10日、ルドグローブ校にて。ダイアナ元妃とチャールズ皇太子に付き添われ、ウィリアム王子の初日。写真:PA Images/アフロ

ウィリアム王子が、あのイートン校に入学される前、学ばれていたのがここ、ルドグローブ校。
ロンドンの西部、バークシャー州にある、男子校で全寮制の学校です。英国上流階級の青年たちが、寄宿舎で生活をともにするのは当たり前のことであった時代。学期の合間にある休暇中、やっと会えたダイアナ元妃の側から離れない王子の姿などを拝見しては切なく感じるも、一方でこの時に出会った仲間たちとは一生の友となる、とも言われ、人脈が重要なキーとなるエリート社会の基盤づくりの時期とも言われています。

8歳で、このスマートなジャケットスタイルも、まさに英国プリンスらしさが感じられます。
初めて親元を離れての生活となる長男のために、この時もご夫妻が揃って付き添われています。

 


キャサリン妃の選択③:新しいプレ・プレップ&プレスクールへ転校
ジョージ王子(9歳)、シャーロット王女(7歳)、ルイ王子(4歳)「ランブルック校、バークシャー州」

 


今年でジョージ王子が9歳となられたことで、ケンブリッジ公爵ご夫妻は、大きな決断をされました。いよいよ、イートン校を見据えた、本格的なプレップ・スクール選びでした。
父ウィリアム王子が8歳で入学された、ルドグローブ校の可能性も噂されながら、やはり今回も別の新たな学校を選ばれたご夫妻。

まず、最大のポイントの一つが、ロンドンではなく郊外の自然に溢れる場所で、自由にのびのびと育って欲しい。その場所として、ウィンザーへ一家でお引っ越し。そして、ご夫妻がともに子供時代を過ごされたバークシャー州にある学校を選ばれました。

教育水準が高いことや、幅広いカリキュラムに充実した施設であることはいうまでもない条件ですが、ウィリアム王子の母校(ルドグローブ校)を含め、これまで王室の方々が通われた学校と大きく異なる点があります。

それは、全寮制(寄宿制)ではないこと。また、共学であること。

パートタイムでの寄宿生活はもちろんできますが、親元を離れて生活することが主ではなく、あくまでもオプションのレベル。家族の絆やつながりが強い家庭で育ったキャサリン妃と、逆に離れている時間が多かったウィリアム王子との想いが一致し、伝統よりも家族一緒が基本、という選択をされたのでしょう。

加えて、昨今の男女同権という流れにも即した形で、共学校をいう選択に。
それによって、4〜13歳までの幼小一貫校でもあるため、三人のお子さまたちが一緒に通学できるというメリットもあり、まさに仲良し一家、ケンブリッジ公爵家らしい学校選びという印象を受けました。

来月早々の入学初日にはきっと、恒例のキャサリン妃が撮影されたお子さま達の画像が公開されるでしょう。楽しみにですね。

※1ポンド=約162円で計算。2022年8月23日現在。


構成/高橋香奈子

 

 


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