マウントをとらない人の特徴


マウントをとらない人になるには、どうしたらいいのでしょうか。それは、「マウントをとらない人の特徴」を考えると見えてきます。
マウントをとらない人は、「“自分の人生”を生き、ある程度、満足している人」が多いです。
「“自分の人生”を生きること」は、専業主婦であっても大切です。とはいえ、夫と別居したり、経済的に自立したりすることを薦めているわけではありません。

“自分の人生”を生きるとは、「自分が生まれてきた意味(人生のテーマ)を感じながら、日々、成長すること」です。
他人の人生に乗っかってしまうと、自分の人生のテーマと向き合わなくても、ちゃんと生きている気になってしまうところがあります。それでは、「自分が何のために生まれてきたのか」が分からなくなってしまいます。

 

誰もが“自分の人生”を歩む必要がある


パートナーの社会的地位が高かろうが、子供がいい学校に進学しようが、それは「家族の人生」です。
もちろんサポートすることはすてきなことですが、「自分はどういう生き方をしたいのか」「自分はどんな人間でありたいのか」「自分らしさとは何なのか」について、きちんと向き合うことも大事です。
そうでなければ、そのうち苦しくなってくるでしょう。「私の人生って?」と。

誰もが「“自分の人生”を(ひとりで)歩む旅人」のようなものです。みんなそれぞれ進むべき人生の道があります。
だから、結婚していようが、子供がいようが、自分は“自分の人生”を歩む必要があるのです。そのためには、精神的に自立する必要があるでしょう。

家族の人生に乗っかると、関係が壊れやすい


“自分の人生”を生きないと、周りにいる人を苦しめてしまうことがあります。
たとえば、子供の成績が良くないと、「自分がダメな母親に見られてしまうから」といって、子供に勉強を強要しすぎてしまう人もいます。中には、自分の人生のように子供の進学先や就職先まで決めてしまう親もいます。
でも、子供の人生は「子供のもの」です。誰もが自分以外の人の人生に乗っかることなどできません。
それなのに、「子供の人生」を「自分の人生」のように扱い、子供をコントロールしようとすると、親子関係が壊れてしまうことは多いでしょう。

家族自慢でマウントをとる人は、「家族が優秀だから、自分も優秀」だという理論を持ちがちです。
でも、世間はそんな風に見てくれるわけでもありません。「家族の話ばかりしているけど、あなたは?」と思ってしまうことは多いでしょう。目の前にいる人は、あなたの家族ではなく、あなたと付き合っているわけですしね。
だからこそ、誰もが「これが“私の人生”だ」と思えるものをつかんでいく必要があるのです。

ただし、「“自分の人生”を生きること(=自分らしい生き方を見つけること)」は、言葉でいうほど簡単ではありません。どうしていけばいいのでしょうか。次のページで紹介します。