ここで、仮に私が注意をしてしまうと、子どもにどういう心と言動の変化が起きるでしょうか?

<子どもの心の変化>
今日、作文教室中に、ふざけた。→先生に注意をされた。→皆から注目をされた。→ちょっと、楽しかった!→「よし、もっとやろう!」

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子どもは、ますますネガティブなアピールをするようになるでしょう。
実際に、私自身も同じような体験をしたことがありますが、子どもは翌日はもっとふざけるようになってしまいました。

しかし、あえてそれを見ず、注意をしないとどうなったでしょうか?
こんな不便な体勢をとり続けていることは、子どもにとっても不都合です。いつの間にかよい姿勢となり、他の子どもたちと同様に、ワークショップに黙々と取り組んでいました。
大人が声をかけるべきは、このタイミングです。
「よい姿勢で、頑張ってるね」

 

ここで、考慮しなくてはいけない点があります。
②の減らしたい行動をしている場合、本当はどうしたらいいのか分からないから、ネガティブなアプローチをしていることもあるので、それを見極めることです。するべきことが分からない時には、教えてあげる必要があります。