喫茶店だけど昼飲みOK! オムライスとヴァン・ナチュールがおいしい【キッサヒナタ】

オムライス&おそうざい3種¥1000(オムライス単品は¥700)、グラスワイン¥850~。

20代の頃は徹夜でお酒を飲むこともありましたが、40歳を過ぎたあたりから夜更かしできなくなりました。たまにハッスルすると翌日使い物にならないため、今ではすっかり昼飲み派です。

 

昼飲み&ひとり飲み大好きな私にとって、京都に住むようになってうれしいのは個人営業のお店がたくさんあること。オーナーの人柄と個性がメニューや内装に表れていて、お店めぐりがとても楽しいんです。

ライターという職業柄、基本的には在宅勤務。コロナ禍では対面での取材もめっきり減りました。1日中家に閉じこもって誰にも会わずに原稿を書いていると「もうだめ……」という気分になることがあります。

そんな時、オーナーとのおしゃべりを楽しみにランチに行くのが修学院駅の「キッサヒナタ」。鹿児島県出身の女性オーナー、眞館さんが2021年9月にオープンした喫茶店です。眞館さんは、映画監督の林海象氏が経営していた「BAR探偵(残念ながら閉店)」の昼の部「喫茶探偵」を運営していた女性。明るく人懐っこい人柄で、多くのファンがいます。

おすすめは眞館さんが「オムの中には宇宙がある」と語るオムライス。玉ねぎ、ピーマン、鶏むね肉が入ったケチャップライスに、しっかり目に焼いた卵とたっぷりのケチャップがかかって出てきます。初めて食べた時、小さい時に母が作ってくれたオムライスを思い出して懐かしい気分になりました。丁寧に入れたコーヒー、手作りのプリンやチーズケーキなど喫茶メニューもおいしいです。

そしてこのお店の素晴らしいところは、喫茶店なのにお酒も飲めること。「作り手の顔が見えるものを出したくて」と提供しているのはヴァン・ナチュール(自然派ワイン)。信頼できるインポーターから仕入れたもののほか、眞館さんが収穫などを手伝っている三重県の國津果實酒醸造所や、奈良県橿原市のワイナリーで作られたワインもあります。

12時から18時くらいまでの通し営業で、食事メニュー、喫茶メニューともにいつでも注文できるのもありがたい。観光していると、ついついランチを食べはぐれることもありますよね。

 

店内はコの字型になっていて、眞館さんが気さくに声をかけてくれます。叡電沿線のお店にもとてもくわしいので、次に行くお店に迷ったらぜひ聞いてみてください。目的に合わせてぴったりのお店を紹介してくれます。

 

入口が少し分かりづらいのですが、ビルの1階の通路を抜けた奥にお店があります。

キッサヒナタ[住所]京都市左京区修学院大林町13-1 土地開発ビル1階
[TEL]なし
[営業時間]昼頃~18時(Instagramで要確認)
[休日]不定休(Instagramで要確認)
[Instagram]@kissa_hinata