正解は「酸素系漂白剤による漂白処理ができるが、塩素系漂白剤による漂白処理はできない」
漂白処理は三角形で示され、ただの三角形だと「塩素系及び酸素系漂白剤による漂白処理ができる」という意味になります。この2本線三角を見たら、漂白剤の種類にご注意を。

以前の洗濯表示では、塩素系に関してのみ記載がされていました。 

 


Q. 家庭でのアイロン仕上げ処理を示したこの記号、どんな意味かわかりますか?


熱に弱い素材なのに高温でアイロンをかけると傷んでしまうリスクがあります。特に混紡素材だとアイロンがけの温度は迷うところです。

 
正解は「底面温度 200°Cを限度としてアイロン仕上げ処理ができる」
アイロンの形なのでこれは覚えやすいですね。点の数が底面温度の限度を示していて、点が1つだと110°C、2つだと150°Cまでです。「点が増えると温度が高くなる」と覚えるのがよさそうです。

以前の洗濯表示はこちらでした。 

 

記号は全部で41個!

洗濯表示記号は、洗濯・漂白・乾燥・アイロン仕上げ・商業クリーニングの5種類に分かれており、全部で41個あります。基本的には5種類すべてがタグに表記されているのですが、どれかが記載されていないこともあります。その場合は「記号によって意味している全ての処理が可能」なのだそうです。たとえば漂白の記号がない場合は、どんな漂白剤も使えるという意味です。また、バツ印がついている場合はその処理ができないという意味です。これは以前の記号と同じですね。

新しい洗濯表示のポイントは「点と線」
・記号の下につく「線」は増えるほど、弱く繊細な扱いが必要
・記号の中の「点」は増えるほど、高い温度が必要
と覚えておきましょう。ここをおさえておけば迷わずにすみますよ。
次回は【クリーニング編】です!

 

【画像】タンブル乾燥・自然乾燥・干し方の新洗濯表示記号はこちら!
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参考・引用元:
洗濯表示(平成 28年12月1日以降)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html#m02
洗濯表示(平成28年11月30日まで)
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash.html

構成/大槻由実子
編集/朏亜希子
 

 
 
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