2021年

2021年11月18日、ロイヤル・ヴァラエティ・パフォーマンスに出席@ロイヤル・アルバート・ホール。 ドレス/ジェニー・パッカム イヤリング/ミッソマ 写真:PA Images/アフロ

記憶に新しい昨年。この年、大きな変化といえば眉とヘアスタイル。
これまで以上の太めなストレート眉に、目元はシャドウ薄めですが、アイラインやマスカラを目尻に行くに従い太く、濃く、アンダーラインも目尻にだけアクセントをつけたメイクが特徴的です。
この時、少し日焼けもあり? そのため、シャドウは濃い色を避け、薄づきに。でもアクセントはつけると言ったバランス。そして何より、前髪を7:3に分けたアシメトリーにウェービーなヘアスタイルが、ドレス&メイクにマッチし、とてもグラマラスなキャサリン妃でした。

 


2022年

2022年12月2日“アースショット賞”授章式に出席@米国、ボストン。 ドレス/Solace London エメラルドのチョーカー/王室所有のもの ピアス/不明 写真:PA Images/アフロ

最後は、先日の超クールなキャサリン妃のメイクです。
眩しいほどのネオングリーンのドレスに、エメラルドのジュエリーと言った強いコーデに負けないよう目頭をしっかり太めにした眉、目の上全体にブラウン系のシャドウを濃く入れ、更にノーズシャドウもしっかり。アイライン&マスカラも目尻に向けてやはり段々と太めに入れるという、まさにフルコース状態。

チークも頬骨から上全体に丸く入れ、サイドへ。注目は、目頭から目の下全体、こめかみにかけてベースクリームもしくはハイライトが入っていること。これによって、明るく華やかな目元が完成。チークと口紅は、アイメイクやドレスの色にも馴染む、やはり定番のローズピンク系ではありますが、赤みのある存在感のある色を選ばれていますね。

どれを取っても、これまでよりも強いメイクですが、それもドレスやジュエリーとのバランスを考えてのことでしょう。現に、全く負けて見えるどころか、とてもセクシー&ゴージャスに見えるキャサリン妃が素晴らしい! 見方を変えれば、むしろ40代となられた今だからこそ似合うメイク、とも言えるのでしょう。

キャサリン妃のメイク変遷を見ながら、新たに実感するのは、年齢とメイク、ジュエリーのバランス。そして、やはり内面に培われてきた”自信”が重要だということ。

年齢を重ねるとともに、ベースメイクをしっかりやって、キャサリン妃のようなメリハリのある大人メイクを楽しみたいですね。


構成/高橋香奈子

 

 


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