当事者たちの体験談を聞いても自分がモラハラ加害者であることをなかなか認められない翔は、ある日、自ら料理をしてみようと思い立ちます。そこで家事労働の厳しさを知った彼は、ようやく出ていった妻の苦労を知るのでした。

 

妻との関係修復に本腰を入れることにした翔は、モラハラ・DV加害者のオンラインミーティングへ当事者として参加することにします。自分の経験や気持ちを素直に話し、参加者たちからフィードバックを得た彼は、妻の気持ちを理解しようとしなかったこと以外にも落ち度があったことを指摘されるのでした。

 

何がいけなかったんだろう──もやもやした気持ちを抱えたまま、翔は他の参加者たちが話すモラハラの具体例に耳を傾けます。彼にとってはどれも心当たりのある事例でしたが、悪気はなかったせいか、自分の行為がモラハラだったと認めるところまではいきませんでした。