新たな年がスタートして今月、キャサリン妃の公務が続いています。先週、先々週と実はまだご紹介出来ていないファッションがあるほどです。そんな中、注目すべきキャサリン妃のスタイル変化があったんです。
ここ最近、眼をみはる勢いで増えているパンツスタイル。しかも、そのパンツの着回しにも大きな進化が見られます。以前のコーディネートではイマイチ……と感じられたものが、今年の着こなしは、超素敵！ といった具合に。それも、ほんの少し変えただけのことで、なんです。
着回しによって一気に洗練されたパンツの着こなしを、ビフォー＆アフターで比較してみました。私達にもとっても参考になる、コーデとそれぞれの印象の違いをご覧ください。
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パンツをスリムからワイドに変えただけで、一気に“あか抜け”
（左） 2021年11月24日、ロンドンの高校を訪問。 コート、ニット／ホブス・ロンドン ネイビーのパンツ／L.K. ベネット 靴／ジャンヴィト・ロッシ 写真：代表撮影/ロイター/アフロ
（右） 2023年１月26日、ウィンザーのフードシェアリングサービスを訪問。 コート、ニット／ホブス・ロンドン ネイビーのパンツ／ジグソー ネイビーの靴／エミー・ロンドン 写真：代表撮影/ロイター/アフロ
まずアフターの最新コーデから。
先週、キャサリン妃がご自宅近くのフードバンクを訪問され、ウィリアム皇太子と共にボランティアのお手伝いもされました。その時にお召しだったのが、ピンクのチェスタータイプのコートとタートルネック、ネイビーのワイドパンツというスタイル。
このコーディネートになんとなく見覚えがある方もいらっしゃるでしょう。実は２年前にも、コートとニットは同様に合わされていました。それがビフォーのコーディネートです。
最新コーデでは、パンツを変えての着回しに！
コートとニットは同じ物。パンツの色もネイビーと同じですが、シルエットがスリムからワイドになっただけで、随分スタイリッシュに！
ビフォーのコーデも決してNGではないけれど、至って普通。もしくはコートとニットの同系色のインパクトにスリムパンツが負けてしまっているのかもしれません。スリムパンツを合わせたことで、足首に肌色が見えていることも、コンサバ感をプラス。
身長がそんなに高くない人なら、このバランスでもいいかもしれませんが、高身長のキャサリン妃には、ワイドパンツの様にボリュームがあるパンツの方が、キマリますね。また、コートがシングルであることも手伝って、下半身にダークな色でボリュームをもたせることで足長に、しかもスッキリ見えています。パンプスも、見えにくいのですが、ネイビーのスエードで、ヒールが太めなものを合わされていることで、クラシックでオシャレ感がアップしています。
パンツスーツのインナー選びで、まじめすぎる着こなしがモダンに変化
（左） 2022年12月１日、米国、ボストンを公式訪問。 パンツスーツ／ローラン・ムレ ブラウス／不明 バッグ／シャネル 靴／ジャンヴィト・ロッシ 写真：代表撮影/ロイター/アフロ
（右） 2023年１月19日、車いすラグビーのイングランド代表を招いたパーティーを主催。 パンツスーツ／ローラン・ムレ 白のニット／不明 ネックレス／ダニエラ・ドレイパー 靴／ジャンヴィト・ロッシ 写真：代表撮影/ロイター/アフロ
こちらもまずアフターの先々週のキャサリン妃のコーデから。
ラグビー関連のパーティーを主催ということで、カラーのパンツスーツを選ばれました。これも、以前に着られていたものですが、断然今回のコーデが素敵でした！
プラム色のパンツスーツの中には、白のクルーネックニット。そこに繊細なネックレスをつけて、サラリと爽やかな着こなしに。パンプスもスーツと色を合わせるのは、もはや恒例。脚長効果狙いです。色物のパンツスーツというだけでインパクトがあるので、ほかはシンプルに合わせるのが品良くまとまる秘訣です。
では、こちらのビフォー・コーデは……。
昨年、このパンツスーツを初めてお披露目されたときは、中にボウタイを合わされていたキャサリン妃。しかも色はピンクと華やかさいっぱいな上に、キッチリ感も全開です。海外を公式訪問ということで、全身気合の入ったお仕事スタイルと言えるでしょう。
シャネルのバッグを合わせて、異なるブランドながら、同系色で美しく合っているところはお見事ですが、やはり決めすぎて、逆にコンサバ感が否めない気も……。
ロイヤルらしい、という視点ではこちらのスタイルがベターですが、モダンという点では、サラッとお召しになった、最新スタイルの方がこなれて見えますよね。
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