「もやもや」の正体とは?


「もやもや」の正体、もうおわかりですよね。「もやもや」は「今の人生は違う!!」と心の奥底が叫んでいるようなものなのです。このように表現すると、ちょっと重いかもしれません。ですが、軽いようで意外と奥深いのが「もやもや」なんです。
だからもやもやする時は、今の自分に疑問を持つことをオススメします。そして、いつもとは違う何かをやってみることをオススメします。映画のアメリのように、いつもと違う何かがきっかけになって生き甲斐が見つかることもあるからです。

 

生き甲斐は意外と近くに!


そして、生き甲斐は決して難しいものでも、遠くにあるものでもありません。映画のアメリも日々当たり前のように囲まれていた曲者の常連たちに生きがいを見出しました。生き甲斐を見つけると世界が変わって見えるのです。そうすると今までとは違うあなたを生きられます。

そう、「もやもや」は生き方を変えよう……という心のサインなのです。心のサインは使わないともったいないです。
私のカウンセリングでも「もやもや」をきっかけに、「心が本当に求めている生き方」を見つけた方がたくさんいます。「もやもや」をごまかしながら生きるか、思い切って「もやもや」と向き合って新しい自分になるか、さあ、選ぶのはあなたです。
 

「もやもや」しない生き方を選ぶヒント


なお、私の研究で恐縮ですが、生き方の選び方のヒントを一つご紹介しましょう。

それは、
・目新しいものを好むか、慣れ親しんだものを好むか
・心配の払拭が最優先か、多少の心配は気にせずにいられるか
・他者志向が強いか、自己志向が強いか
の3つのポイントであなたの心が求めているものを考えてみることです。

映画のアメリは多少の心配も気にせずにいられ、他者志向が強く、やや慣れ親しんだものを好むものの目新しいものにも心が開かれているようです。だから、ダーリンをはじめちょっと癖が強い人々と幸せを分かち合う日々が幸せなのです。アメリがもやもやしていたのは、空想の世界で生きてきたものの、本当は他者志向だったから。

ちなみに、私は、目新しいものを好む方で、多少の心配は気にせずにいられる方です。他者志向なところと自己志向なところの両面を持っています。こんな私は、人とベタベタしすぎても、孤立しすぎてもダメで、変化が少ない環境で保証や安定のためだけに生きるような人生は「もやもや」します。
私には多少のリスクがあっても目新しい冒険が必要で、その冒険を通して時に仲間と協働し、時に孤軍奮闘し……の繰り返しが必要なのです。お陰様で、今はそこそこそういう生き方ができています。

あなたの場合はどうでしょうか? さあ、ご一緒にもっとあなたらしい物語を描きましょう!!
 

【漫画】ワニさんと先生の「人生の物語を整えよう」
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文/杉山崇
イラスト/池田マイ

 

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