「え? 僕が歌っていいんですか?」って思わず言っちゃいました


――セットリストは彩吹さんが考えられたのですか?

彩吹:はい。ほとんど私が決めています。全体の流れと、自分が歌う曲は私が決めて、あとはシュガーとのデュエットやシュガーに歌ってほしい曲をリサーチし、「こういうことをやりたいんだけど……」とシュガーに相談して決めました。どこまで話しちゃう?(笑)

佐藤:言っちゃいましょう!(笑)

彩吹:コンサートの前半は私が普段、あまり歌わないJ‐POPを歌いたいなと思ったので、そういった曲をジュークボックス的に集めてみました。自分のバースデーコンサートだから、歌いたい曲を選ぼうと思って色々見ていたら、歌いたい曲が山ほど出てきてしまったので、それをメドレーにしようかなと思っています。

 

先日まで出演していた『CLUB SEVEN 20th Anniversary』という舞台で【50音メドレー】というのをやったのですが、本当にちょこっとしか歌えない曲もあったので、その中から何曲か、もう少し長く歌う予定です。あとは、もちろんデュエット! 私もシュガーも普段からそれぞれミュージカルの舞台に立たせていただいているので、共演したミュージカルの『マリー・アントワネット』から数曲。あと『エリザベート』は、宝塚では私が、東宝版ではシュガーがお互いにフランツを演じていたのでどうせなら【クンツェ&リーヴァイ】作品のメドレーにしませんか?と提案させていただきました。

数曲だけ、こっそり公表しちゃいましょうか。『エリザベート』からは『夜のボート』『私が踊る時』、それからミュージカル『マリー・アントワネット』からは『私たちは泣かない』をデュエットさせていただきます!

 

佐藤:すごく嬉しい提案だったんです、これ。僕が大好きな曲ばかり。『夜のボート』は昨年も歌いましたけど、『私が踊る時』と『私たちは泣かない』は、僕の役じゃないから、「え? 僕が歌っていいんですか?」って思わず言っちゃいましたね。僕はあまりイケメン役を演じることがなくて、どちらかというと、少しフワフワとした役が多いんです。

彩吹:そんなことないよー! 『レ・ミゼラブル』のバルジャンなんてイケメン役じゃないですか!! すごいヒーローだもん! ここでしか聞けないデュエットなので、お客様にはぜひ楽しみにしてほしいと思います。