火10との棲み分けはどうなる?


もしも、月9がラブストーリー路線に帰ってくるとすれば、気になるのがTBS火曜ドラマとの棲み分け問題。2016年放送の『ダメな私に恋してください』以来、ラブコメ路線を突き進んでいる火10。ドラマ枠を新設してからおよそ9年で、『逃げるは恥だが役に立つ』『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』『中学聖日記』『恋はつづくよどこまでも』『私の家政夫ナギサさん』など、数々のヒット作を世に送り出してきました。

ただ、月9と火10はどちらもベタな恋愛ドラマが持ち味ですが、“ベタ”の種類がちょっぴり異なる気がしませんか?

たとえば、月9は映像が派手。大胆な演出で、ヒロインとその相手の恋を盛り上げていきます。そして、シチュエーションもわりとベタ。『真夏のシンデレラ』もそうですが、海! 恋! 青春! って感じのありがちな設定が、逆に安心するんですよね。

その一方で、火10のベタさは漫画チック。壁ドンや顎クイなど、二次元のキュンを実写化しているイメージです。ストーリーをじっくり考えるというよりも、ライトな気持ちで観られる。だから、月9が原点回帰したとしても、棲み分けはしっかりできるのでは? と思っています。


“リア恋俳優”間宮祥太朗に注目!

写真:アフロ

恋愛ドラマよりも、お堅めな作品に出ている印象が強かった間宮祥太朗さん。しかし、2020年放送のドラマ『#リモラブ〜普通の恋は邪道〜』(日本テレビ系)で“ごもちゃん”こと五文字順太郎を演じたあたりから、リア恋としての頭角が現れ始め……。翌年の『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』(TBS系/以下『ボス恋』)で爆発しましたよね。間宮さんって、こんなにリア恋だった?! と驚きました。『ボス恋』で、報われない恋をしている中沢さんも最高だったけど、2022年放送の『ファイトソング』(TBS系)でゴリゴリの本命男を演じていた姿もハマった!

 

本命と当て馬、どちらを演じていても視聴者をときめかせてしまう間宮さん。『真夏のシンデレラ』では、森七菜さん演じるヒロイン・夏海の心を射止めることができるのでしょうか? (ほかの女子メンバーと恋する可能性も……?)


そして、W主演の森さん&間宮さんのほかにも、神尾楓珠さん、吉川愛さん、萩原利久さん、白濱亜嵐さん、仁村紗和さん、水上恒司さんと、実力派俳優陣がズラリ! この夏、もっとも熱いラブストーリー『真夏のシンデレラ』から、目が離せません!

 

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