人間らしさがお芝居の中に出ちゃってるファン・ジョンミンさんにハマってます


アツミ:韓国ドラマをずっと見続けていると、おじさん俳優にハマっちゃうんですよね。

はしも:そうなんですよ。やっぱりオジサン俳優は「味」があって。スタイリッシュなバーとかもいいけど、「また来たいな」って思うのは居酒屋とか町中華だったりするじゃないですか。そういう意味では、リュ・スンリョンさんとファン・ジョンミンさんが、僕の中では断トツですね。

 

アツミ:ファン・ジョンミンは韓国版『ALWAYS 三丁目の夕日』ともいえる作品、『国際市場で会いましょう』で国民的俳優になった人ですよね。

はしも:僕は『アクシデント・カップル』っていうドラマが最高に好きで。郵便局員のおじさんとスター女優の恋を描いたラブコメなんですけど。

アツミ:さえない一般人と大スターの恋って、まさに「韓ドラあるある」な「ありえねー!」という設定ですが、結構名作が多いんですよね。『星から来たあなた』とか『最高の愛 ~恋はドゥグンドゥグン~』とか。『アクシデント・カップル』のファン・ジョンミンは、この人本当にいい人なんだろうな~って感じがします。

 

はしも:ファン・ジョンミンさんって、恋愛ものはほとんどやらないじゃないですか。奥さんとの約束で「ラブシーンはNG」と決められてるらしいですよ。

アツミ:そういわれてみればNETFLIXの『ナルコの神』で、中米の麻薬王を演じてるんですが、すっごい鬼畜でジャグジーとかで女性はべらせてる割に、キスどころかほとんど触りもしないんですよ!

はしも:「奥さんガード」が効いてますね、それは(笑)。

アツミ:昨今のポリコレ的なものかと思ってましたが、「奥さんガード」だったとは……(笑)。

はしも:ファン・ジョンミンさんのそもそもの優しさが、お芝居の中に出ちゃってるんだと思います。どんだけ演技派と言われていても、魂売ってないんだ、ちゃんと人間なんだっていうのが。そういう人間らしさが、ファン・ジョンミンのお芝居を作ってるんだと思います(笑)。好感度!

アツミ:一番最近では、NETFLIXの『キル・ボクスン』もありましたね。冒頭だけの出演でしたが、謎の日本語をwww。

はしも:「きいたことあんで、半島にごっつ腕のいい殺し屋がいとうて」って、謎のへんてこな関西弁で。これはちょっときついわ、と思いながら見ました(笑)。