②ポジティブな気持ちは言葉にして伝える
いるのが当たり前、相手の存在が空気同様になって緊張感がなくなる。これも長年付き合ったカップルに起こりがちなことです。

我が子がこの世に生を受けた瞬間、あれほどときめいた自分はどこへやら⋯⋯。一緒にいて笑顔でいることが少なくなっていませんか? 子どもが「ねえねえ」と話しかけてきているのに「あとでね」「ちょっと待ってね」。その後なんの反応もない親。これでは子どもは、気に留めてもらえているのかさっぱり分かりません。

「言わなくても分かるでしょ」「忙しいから」「疲れているから」というのは、たとえ親子の関係でも通用しません。「すべてをぶつけない」と言っても、カットすべきなのは心配や不安や怒りといったネガティブな言葉

相手をほめたり、感謝したりするポジティブな言葉は、どんな人間関係でもコミュニケーションの重要な要素です。「~~できたから」という条件付きではなく、どんなときも子どもを無条件に認めている、大好き、という気持ちを伝え続けましょう。

【 親ができること 】
「一緒に~~しようよ」「手伝ってくれると助かる」「~~してくれてありがとう」「ママ(パパは)本当に嬉しい」「〇〇ちゃんが大好き」と、面倒がらずにきちんと言葉にして伝えましょう。子どもは「喜んでいる親」を見るのが本当に大好きです。他にも無条件の愛情を伝える方法はたくさんあります。頭をなでる。抱きしめる。目をじっと見てお話しする。そして何より大切なのは、いつも笑顔でいることです。

 

③昨日の自分よりアップデートする

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恋愛初期はあんなに盛り上がっていたのに、お付き合いが長くなるにつれ飽きられて捨てられてしまう⋯⋯。2人の関係に甘えて、初めて会ったときから何も変わらず、自分を磨くことを怠っていると起こりがちなことです。

子どもだって、大好きなママやパパには、いつも輝いていてほしいと思っています。子どもは日々成長しています。大人だって、大人になったから、結婚したから、親になったから、もう成長を止めていい、ということはありません

ハーバード生たちも「小さい頃は、親が自分のロールモデルだった」と語ります。子どもはよく親のことを見ていて、大好きなパパやママの姿をお手本にします。1人の人間として、「素敵だな」と思っていてもらえるよう、常に自らのアップデートを心がけたいものです。

【 親ができること 】
政治経済、国際情勢、歴史、哲学など、様々なトピックに本や新聞などを通して触れましょう。美容、ファッション、音楽、食などの最新情報にも縦横無尽にアンテナを張りましょう。現状維持は後退です。
街に出て空気をつかみましょう。家族のためだけではない自分自身の好奇心を見つめましょう。勉強をして得意分野を作りましょう。

「忙しいから、それどころじゃない!」と思いますか? いえいえ、子どもだって忙しいのに、常に親や学校、社会からアップデートをしなさいと迫られていますよね。大人も自分磨きをして、自分の人生を楽しみましょう。キラキラ輝いている親を見るのが、子どもは大好きなのです。