そして、「好き!」をストレートに表すファッションは、他人に与える印象が強いです。周囲の人は、かわいいファッションの印象をミチコさんの「仕事人としてのキャラクター」にも当てはめて考えてしまうんでしょうね。

職場ではコスプレ的にマダムファッションにしてみる…というのも一つのアイディアです。しかし、ミチコさんにとってかわいいファッションを身にまとうことが大切なのであれば、無理をする必要はないのではないでしょうか。

ギャップは魅力!

 

「かわいいファッションで、授業中は厳しい先生」

ミチコさんのこのギャップ、なんて素敵なんだろうと思いました。見た目と内面、仕事ぶりが一致しているのも「見事!」と思いますが、ちょっとしたギャップに気づくとなんだかその人に奥行が感じられてドキドキしてしまいます。「かわいいもの好き」が前面に出たファッションと、仕事での厳しい顔。この二面性は、ミチコさんの魅力です。

 

個性的なファッションのせいで思いがけない誤解を受けたり、意にそわない扱いを受けたりというのは、確かに納得できないでしょう。でもきっと、しばらく一緒に仕事をしていれば、同僚の方々にも「ミチコ先生はこんな人」というのは徐々に伝わるのではないかと思います。

 

だからこそ、ファッションも仕事場での振る舞いも、あまり他人の意見を聞きすぎず、ミチコさんのスタイルを通してほしいです。相手の意見や反応を見て、気持ちにフィットしない服を着たり、強く意見を言うのを控えたり……。それよりも、自分のポリシーを大切にして、周囲がミチコさんという人に慣れるのを待つ方がきっと、ミチコさんにとって良い道のはず。

ミチコさんのギャップの魅力は、持ちたいと思って持てるものではありません。その貴重な個性を、どうぞ大切にしてくださいね。
 

【漫画で解説】「もっとマダムっぽい服を着たら?」かわいいファッションのせいで周囲に舐められる40代教師のモヤモヤ
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文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙

 

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