俳優さんの魅力4:人の見方に“優しい包容力”を感じさせる
俳優さんは、「自分の役をまずは好きになる」とおっしゃる方は多いです。それが「悪役」でもです。
たとえば、「生まれた時から悪人として生まれてきているわけではないので、その人がそうならざるを得ないところを汲んであげたいと」とおっしゃるベテラン俳優さんや、「役と似ている部分を見つけて、どこか役に共感することを大切にしている」という女優さんも。
そもそも100人中100人にとって悪い人というのは、なかなか存在しません。たとえ多くの人にとっては悪人でも、誰かにとっては味方であることも。
前述のような、人の見る目が優しい方が悪役を演じると、「単なる悪い人」ではなく、そのキャラクターの生きざまが見えてくるので、作品自体のクオリティが上がります。
やはり演じる人が魅力的だと、役も生きるのですよね。
現場の人は“純度の高い”思いを抱いて、今日も励んでいる!
最近は、芸能界でもさまざまな残念なニュースが報道されています。もちろん悪いことはどんどん表に出て改善されていったほうがいいと、個人的には思っています。
ただ、これは芸能界に限らず、出版業でも飲食業でも、そのほか、どんな業界でも言えることだと思うのですが、その仕事が好きで現場で働いている人たちは、結構、“純度の高い思い”を抱いて、日々頑張っていることは多いです。
もちろんビジネスとなると、BtoBになってしまうことが多いので、どんなに現場の人たちに魅力があっても、場合によっては、仕事として成り立たなくなってしまうことも起こり得てしまいます。
できることなら、「頑張っている現場の人たちが報われる世界になってほしい」と願っています。
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