推しがくれる幸福はとても大きいものだと思いますが、推しが活動休止したり不祥事を起こしたりすることだってあるでしょう。そんなときに食らうネガティブなインパクトもまた、大きいものです。特に夢中になっている人にとっては、推し活動はある種諸刃の剣かもしれません。

アリサさんはご自分のことを「小さな世界に生きている」と書いていましたが、ささやかな暮らしを楽しめるのは一つのスキル、長所です。アリサさんが既に持っている、地に足ついた幸福は誰にでも得られるものではありませんから、そこに誇りを持ってほしいと思いました。

自分サイズの幸福を大切に

 

SNS全盛期の今、人の暮らしと自分の暮らしを比べて一喜一憂してしまうのはある程度仕方ないことです。SNSのおかげで新しい発見や出会いもあり、これまで以上に自己表現する場が広がったわけですから、メリットも大きいでしょう。でも、SNSを必要としない人だって当然いますよね。

推しのいる・いないだけでなく、SNSが必要かどうかもまた人それぞれ。たくさんの情報と選択肢がある社会で生きていくには、何にせよ「自分で選択する」ことが大切なのではないかと。

もちろん、人間関係から得られる刺激をシャットダウンする必要はありません。友人の推し普及活動に乗ってみるのも一興。おすすめの映像を観てみたり、曲を聞いてみたりして新しい世界が広がっていく可能性もありますよね。そしてそれがアリサさんにとって運命の出会いになることだってあるのかも?

 

しかしそれはあくまで可能性の話。「違うな」と思ったら潔くやめればいい。そういうトライ&エラーもたまにはあっていいと思いますが、「ハマれない自分が悪い」みたいなネガティブな思考回路に陥らないように注意してほしいです。

繰り返しますが、日々の暮らしを楽しめているアリサさんは強いです。そのご自身の強さと個性を大切にしてくださいね。

【漫画で解説】友人の会話に混ざれないモヤモヤ、どう解決する?
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文/梅津奏
作画/Sumi
構成/山本理沙

 

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