「ミーハー」な人はマネージャーに向いている!

 

——マネージャーという仕事で大変なこと、これは覚悟しなきゃいけないということはありますか?

N:若いときは、体力は結構必要かもしれないですね。現場に帯同するということは、アーティストと同じぐらいの体力で乗り切らないといけない部分があると思うので。ただ、ある程度経験値を積めば、マネージャーとしての働き方の選択肢も増えるので、いつまでも屈強でいなければいけないかというと、そこは大丈夫だと思うんですよね。

 


——マネージャーにはどんな人が向いていると思いますか。

N:マネージャーになるなら、何にも興味がない人とか、無関心な人は難しいと思います。何かに関心を持っていたりとか、何かに熱狂する瞬間みたいなものは、絶対に一つでも二つでもあった方がいいです。うちのマネージャーたち、めっちゃミーハーなんですよ(笑)。

ミーハーであることって、仕事へのモチベーションに繋がることもあるんですよね。いつかこの大好きなアイドルグループの誰々くんに現場で会いたい、とか。それを目標にしたら、マネージャーという仕事を相当頑張れると思いませんか。担当しているアーティストと推しが一緒にカメラのフレームの中に収まっているのを見たらもう、ちょっと感動しますよね。

そういうモチベーションになるものは、みんなそれぞれにあります。私は、この間のワールドカップのバレーで、すっかり男子バレーにハマっていて、バレーボール関連のお仕事、なにか来ないかな〜って思っていて(笑)。もしお話をいただいたら、私の担当のアーティストをどう説得しようかなとか、今から考えています。そんなことを考える時間も希望ですし、楽しいですね。

——Nさんは、いつか映画を作りたいという夢もあるそうですね。アーティストを応援するだけじゃなくて、ご自身のやりたいことも明確にあって、「マネージャーという仕事を通して実現できる目標」を持つというのは、すごくモチベーションになりますよね。

N:仕事ってモチベーションですよね。これがあるから頑張ろう、みたいなものは本当に大切です。