薄眉仕上げでも、毛のない部分への
描き足しは不可欠です!

 

今回、田中さんの眉は、以前ご紹介したこちらのテクニック “〔vol.22〕こげ茶色のペンシルは「のっぺり眉」に?垢抜けるのは断然「グレー仕込み眉」”  を使ってお直ししました。基本の描き方やコスメ、ぜひ参考にしてくださいね!
元々眉毛が薄めな方が毛のあるところもないところも一緒くたにパウダーで描くと、のっぺりとした立体感のない眉になりがち。眉を無理に濃くする必要はありませんが、毛のない部分にはきちんと描き足すことが重要です。その際に用いたいのがグレーの眉ペンシル。眉毛そのものを偽造するイメージで、素眉の状態で毛の足りない部分に1本1本描き足したうえで、明るめのパウダーをかけることで、「しっかり素眉が生えそろった状態に、パウダーをふんわりのせた」風に仕上がります。
それはたとえ「眉の印象を強くしたくない」という場合でも、眉の立体感はマスト(眉がのっぺりしていると、目元全体までのっぺり見えてしまうので)。地眉薄めさんは、ぜひグレー仕込み眉、お試しくださいね。

 


メイクを終えて…長井さんからアドバイスも!

 

田中さん 長井さんにメイクしていただいている間中、目からウロコの連続でした。

長井さん 嬉しいです! 全体的に、今日メイクをさせていただいたくらい足し算ができると、お顔立ちが引き立って素敵だと思いますよ。

田中さん そうですね! 派手なメイクをすると痛い感じになるのが怖くて、とにかくメイクは薄くを心がけていたんです。

 

長井さん 足りなかったのは勇気ひと匙、って感じですね(笑)。リップも上唇をほんの少しオーバーめに、はみ出すだけで全然印象が変わり、立体的に仕上がります。

田中さん 唇がジンジンするリッププランパー、初めて塗りました(笑)。立体感というとハイライトとかシェーディングというイメージだったんですが、パーツメイクでかなうんですね!

長井さん そうなんです。田中さんの場合、ハイライトやシェーディングの前にまずはパーツメイクの見直しを。メリハリやバランス感を気にされていましたが、現状、全部のメイクが弱・弱・弱でした。すると立体感が出ないんですよね。だから、パーツひとつひとつのメイクの主張を少しずつ強めてみてください。メイクで盛る=派手な色を使う、ではないので、ほんの少し勇気を持ってトライしてみてくださいね。

田中さん できるかな……。でも挑戦してみます!

\各パーツの印象を少しずつ強めてみてくださいね/

 

 

どこかワンポイント、これまでやりがちだったメイクや、セオリーと思われてきた塗り方をアップデートするだけで、誰でもぐっと垢抜けるテクニックを、読者の方に体験していただきましたが、いかがでしたでしょうか!? 

色でなくパーツを起こして顔立ちや立体感を引き立てる、グレー仕込み眉&リッププランパーは「濃いメイクが苦手」という方におすすめのテクニックです。

来週もミモレ読者の方を変身させます! どうぞお楽しみに!!
 

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これまで「常識」「鉄則」とされてきたメイクテクやコスメ選びを1ヵ所ずつアップデートしてきたこの連載がプチリニューアル! 毎回コスメを1品ピックアップして、まったく同じアイテムなのに、使い方ひとつで、メイクがグッとあか抜けるコツをご紹介します。

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【写真で解説】眉と唇に立体感を足すと、ぐっと印象的に!
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撮影/榊原裕一
ヘア&メイク/長井かおり
スタイリスト/程野祐子
構成・文/村花杏子
 

 

前回記事「【肌美人の40代はここが違う】大人のベースメイクに差をつけるなら、“美肌ゾーン”を制するべし!」はこちら>>

 
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