フロスの使い方が間違っていた!


ショックだったのが、毎日まめにフロスをしているのに、特に歯と歯ぐきのすき間に青い染色が目立っていたこと。

若干涙目になっている私に、歯科衛生士さんが「フロスの使い方がもったいないかもしれませんね……」と一言。ガーン。

写真:Shutterstock

私は、食べカスを取る糸ようじのような感覚でフロスを使っていたのですが、それが大間違い。フロスの役割は、歯ぐきの炎症の原因のひとつとなる、歯ぐきの中にいる細菌を取り除くこと。そのため、歯の側面にフロスを沿わせるように動かし、細菌をこそぎ取らないと意味がないというのです。

さらに、気にしていた歯ぐきの下がりは、なんということでしょう。歯ブラシでゴシゴシ磨いていた力が強すぎたからだったのです。頑張って長年歯を磨いてきた習慣が、歯ぐきをじわじわと浸食していたのです。

 

ここで学んだのは、歯磨きは力を入れて磨けば汚れが落ちるわけではないということ。

私はゴシゴシしすぎて歯の根元の象牙質が見えてきてしまっていました。歯ぐきの上の硬いエナメル質と違い、象牙質は汚れがつきやすく柔らかいため、虫歯や知覚過敏になりやすいのです。歯ぐきは一度下がってしまうと元には戻らないので、今以上に下がらないように意識をして守っていくしかありません。