この三ヶ日、いかがお過ごしですか?

長い年末年始休暇をお過ごしの方も多いかと思います。そこで、これまでのミモレのインタビュー記事を改めてゆっくりと読んでいただければ、と選りすぐりの10名の方をピックアップしました。

これまでミモレではたくさんの方にご登場いただきました。ミモレを通して何を伝えていきたいのか――毎日発信している記事ひとつひとつはもちろんなのですが、この10名の方のインタビューには編集部から皆様にお伝えしたいメッセージが濃度高め(笑)に潜んでいます。「人選の意図は何だったのか?」「その方を通し、何を皆様に投げかけたかったのか?」という編集部の思いとともに、どうぞお楽しみくださいませ。

歌手 水谷千重子さん いいオンナの条件って何ですか?

 

ミモレを運営し始めて、私の中の「ふざけたい欲」がふつふつと芽生えていた時にブッキング。私、基本的に、ふざけたことを真面目にやり抜いている方が好きなんです。という意味では、山田五郎さんの記事「爆笑西洋絵画 ヘンな自画像」も、大好きな1本でした。「自分の感性を信じること」。そして、それを楽しみ抜くことって人生で最高のことだと思うのです。「たとえ誰ひとり理解してくれなくても、自分にとってはこれが正解!」と胸をはって言えること、皆様にはありますか? ※余談ですが、この頃(2015年)、まだまだ予算がなくて、タレントさんも自分で撮影し、原稿も書いていたな〜(笑)。

 

作家 酒井順子さん 『負け犬の遠吠え』の著者・酒井順子さんが考える『子の無い人生』※会員登録が必要です

 

ミモレはどなたでもwelcome。属性(年齢、結婚している、結婚していない。子供がいる、いない。働いている、いない……など)で読者の方をカテゴライズしないということをスタート当時から決めていました(実は日本のメディアとしては珍しいことなのです)。そこで、あえて、このテーマを投入しました。子供がいる方、いない方、結婚している方、していない方……「自分とは違う立場の方をどのように想像し、慮るべきなのか」ということを酒井さんの言葉を通し、問題提起したかったインタビューです。

前編:既婚子ナシの人から寄せられた「泣きました」という声
後編:難しいのは仕事における子アリと子ナシの付き合い方

 

作家 佐藤愛子さん 94歳の作家〜激動の40代から得たもの〜

 

旦那様の借金を返済するために奔走せざるをえなかった佐藤先生。壮絶な人生を歩まれながらも、それでも「人生に、不幸な出来事はあったほうがいい」と言い切ります。とにかくミスをしたくない、損や無駄を生みたくない……という効率重視の現代を生きる私たちに先生が喝! 心が折れそうになった時、先生の叱咤激励が私たちの脳内に優しく響き渡りますように。

 

ジャーナリスト 佐久間裕美子さん 「めいっぱい生きる」には? 

 

よろめきながらも「減速はしたくない」と走り続ける佐久間裕美子さんのインタビューは、人生は「もがいて当たり前なんだ!」とパワーをもらえる記事になりました。SNSを通し、誰しもが「(ある種の)成功」を公開し、それを共有しやすくなった今、それらの情報を自分に照らし合わせ、日々落ち込みやすくなってしまうわけですが……自分のワクワクを大切にし、行動することで、傷つくことはあろうとも、きっと新しい自分が見えてくる! 佐久間さんの生きる姿勢を通し、私たちのたやすくくじけそうになる気持ちを鼓舞することができれば、と。

前編:私の“もがき”の原点は出会いと知識を得ること
後編:いつまで今の勢いで走れるか分からないからこそ、今まで以上に「めいっぱい」生きたい

 

フリーランサー 稲垣えみ子さん 会社も冷蔵庫も捨ててみた〜50歳、幸せの取り戻し方〜

 

「このまま、やりすごすばかりの人生で良いのか」とぼんやりと考えてしまうことはありませんか? その疑問を大胆な方法で打破したフリーランサーの稲垣えみ子さん。高給の会社を退社後、なんと“冷蔵庫”まで手放した! その情報を聞きつけ、すぐにインタビューをオファー。自分をいちばん縛っていることは何だろう?――そこから解き放たれる人生とやりすごす人生。どちらがいいのか、もう一度問い直してみたくなるはず。

前編:お金さえあれば満足できると思っていた
中編:最小限の暮しはとってもクリエイティブ
後編:家を小さくすればするほど広がったものとは?


後編は明日公開予定です。

今日のお品書き
加谷さんの2019年大予測。年始早々、なかなかに身が引き締まる内容になっております。増税や働き方改革施行など、後半の景気の落ち込みを見越し、1年間の支出計画を今のうちにしっかりたてておかなくては!