見る人を幸せにする笑顔、自然体のファッションやライフスタイルが人気のモデル・浜島直子さん。愛称、はまじ。40代になり自分なりのスタイルができあがってきた今だからこそ、“少しだけ”新しいことに挑戦します。

旅の記念にみゆきちゃん、マコチンと3人でおそろいのバッグを購入。ベルリンに行ったのにA.P.Cだったのはご愛敬(笑)。それくらいベルリンということを意識せず、いつも通りだったということですね! ちなみに後ろはベルリン大聖堂です。

ベルリンから帰ってきて翌日から仕事へ。1ヶ月たっぷり休みを楽しんだし、みんなにお土産を渡したい、ベルリンでの出来事を話したい気持ちが強かったので、日曜の夜のような寂しさはありませんでした。
むしろ1ヶ月ぶりの現場で「お帰り、どうだった!?」と言ってくれた人たちを前にして、ああやっぱり私はこの仕事が大好き!と実感しました。

 


一人で過ごした休みの前の休みで探し物を見つけられたこと

ベルリンのランドマーク的存在のベルリンテレビ塔。8月のベルリンはとても日が長く、やっと21時を過ぎたくらいに日が暮れてきました。

仕事が終わった、さあベルリンだ!というテンションではなく、2週間ほど家でゆっくりと過ごせたことは、すごく大切だったなと改めて感じています。

例えば日々の暮らしについて。実家のある北海道では、祖母が自宅の庭にある梅で梅干しを漬けていたりして、私もそんなふうに、ひとつひとつに時間をかけて丁寧な暮らしがしたい、もっとシンプルに生きたい、と思っていたんです。でもその気持ちが大きくなりすぎて、ストレスに感じていたんだなと気づきました。仕事も育児も忙しい今の私に必要なのは、手間よりも時間。だからスーパーやお取り寄せを利用したり、誰かが丁寧に作ったものをおすそ分けしてもらっていいじゃない、って。

休みの前の休みに、自分に必要なものと人によく見られるから手放せないでいたものなど、今まで忙しくて考える余裕のなかったことについて見つめ直すことができました。それはまるで静かで美しい海底に潜り込んで、綺麗な石を吟味して拾うかのような時間。大きく息を吸って、たっぷりと潜って心の奥底を見つめることができたんです。
 

忙しいを言いわけにせず、軽やかに休みが取れる自分でいよう

ベルリン土産のひとつの蚤の市で見つけたイヤリング。素敵ですよね! こんな出会いも旅ならでは。

あれだけ休むことに抵抗があったのに、今は休みが取れる自分でいたいと思っています。今回休んだことで「はまじ、いい顔してる! お休み楽しめたんだね」って言ってもらえたんです。休んでリフレッシュして笑顔で戻ったら、自分だけでなく周りも喜んでくれたんですよ。

すでに旅のメンバーとは「来年はどこへ行く?」なんて話をしています。私は……。またベルリンもいいな。今回は日曜にしか開かれない蚤の市に一度しか行けなかったから、今度は日曜日が2度過ごせる日程でどうかなって提案してみよう。

ミモレ読者の皆さんも仕事の他に色々な立場が増える年代かと思います。重要な役職、家事に育児、それから介護……。そうなると休めないなあ、と諦めがちですよね? 私が休んだらどうなるの、って。 かつての私もそうでした。でも休むことで得られたこともたくさんある。そのための準備や勇気も必要だけれど、休みを終えた今だからこそ、胸を張ってオススメします。
 

取材・文/笹本絵里
構成/幸山梨奈

 

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