クレームを言うのではなく、相談する


こういったご近所トラブルの難しいところは、どこから話を持っていっても、だれがそのクレームを入れたのかがなんとなくわかってしまうところだと思います。

たとえば、先ほどの回覧板にしても、家の配置やこれまでの関係性からなんとなく「この家の奥さんが言っているんだろうな」というのは伝わってしまうでしょうし、組合長さんにご相談しても、その組合長さん自身がスピーカーとなって広まってしまうケースもあるでしょう。それによって、今後さらにご近所さんとの関係が悪くなったり、家の前を通るときにもストレスを抱えるようになってしまうのは辛いですよね……。

そういう意味では、ご近所からなるべく遠い、役所などに相談するのが一番よいのかもしれません。言い方としてはクレームを入れるというよりも、「こういう音に悩まされているのですが、波風を立てずにお伝えするにはどうしたらいいですか?」というお話の仕方で。どうしていいのかわからないから相談にきた、というスタンスです。おそらく役所の方は、これまでにもいろんなご近所トラブルのケースを見ているはずなので、いいアドバイスをもらえるかもしれません。松風さん自身も、いろんな事例や情報を聞いて判断されるのがよいのではないでしょうか?

すでに一度、ご近所さんとの関係性が悪化してしまっているということなので、ご本人が直接動くのは控えたほうがよいだろうと思い、このような回答にさせていただきました。地域のプロにご相談することで、円満にこの問題が解決することをお祈りしています。
 

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取材・文/宮島麻衣

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