みなさま、あけましておめでとうございます。
年末年始、いかがお過ごしでしょうか。私は例年と変わりなく、部屋の片付けなどをしていたら、あっという間に「え⁉︎もう3日?」という感じで終わってしまいそうです(笑)。

でも、お天気が良いだけで、なんだか清々しい気持ちになりますね。
新しい一年がみなさまにとって良い一年になりますよう。
今年もよろしくお願いいたします。

そして12月中旬から年末にかけて、いよいよ寒さが厳しくなってきたタイミングで活躍中なのが、こちらの深い藍色のニット。同じく少し浅い藍色のブラウスと重ねて着ています。デニムと合わせたブルーのワントーンでもよく着ているのですが、実はこれ、もともとは別色のニットとブラウスを、藍染めで染め直してもらったものなんです。

今回の染め直しは、ミモレでもお馴染み、エディターの松井陽子さんのご主人が湘南で手がけられているブランド「LITMUS Indigo Studio Japan(リトマス)」さんにお願いしました。

前から松井さんが着ていらっしゃる藍染めのアイテムを拝見しては「素敵だなぁ」と思っていたのですが、今回、お気に入りのニットの色のくすみが気になったタイミングで「これは染め直しのチャンスかも!」と思い、すぐにお願いしました。

 


 BEFORE 

左はかれこれ4年くらい着ているDEMYLEEのオフホワイトのニット。まだまだ着たいけれど、色のくすみがやや気になってきました。右は昨年トゥモローランドで買ったブラウスなのですが、グリーンの色味が難しくて、徐々に登場回数が減ってきていたアイテム。

AFTER 

染めていただいた後は、こんな綺麗な藍色で戻ってきました(涙)!リトマスさんは”灰汁醗酵建て(あくはっこうだて)”という、天然の素材のみで発酵させながら染めつける、昔ながらの技法を使っているのだそう。

ニットとブラウス、それぞれに藍の色味が違いますよね? 実は、藍は染め重ねて濃色に仕上げるため、色の濃度を選べたのです(……知らなくてびっくり!) そして下の色見本を送ってくださったのですが、こんなに藍の色に種類があることを知り、2度びっくり!しかも、それぞれの名前の風流で美しい響きといったら……

ニットは一番色の濃い”止紺(とめこん)”、ブラウスは”浅葱(あさぎ)”でお願いしました。

 
古の時代、青色は藍でしか生み出せなかったため、貴重だった藍の青色。その青が、江戸時代になり庶民の生活にも浸透していったそうなのですが、今も名前の中にその面影を残していますよね。1枚1枚手作業で染め重ねていくという、時間をかけて生みだされる自然の藍の色は、ひとつとして同じに仕上がることはないのだそう。

同じ藍でも、染める回数や素材によってこんなに表情が違うなんて。奥深い世界ですね……。
伝統製法の藍染と、現代の合成藍・インディゴ染めを融合(⁉︎)させたコーディネート。さすが、元祖。デニムとも相性が良いですね!
 

お気に入りの洋服が新たな表情になって、クローゼットに戻ってきてくれました!再び新鮮な気持ちで「どう着よう?」と考えるのも楽しい日々。改めて大切に着ていきたい1枚になりました。


【年始のご挨拶】「風の時代」のファッションを勝手に予測!!>>> 


LITMUS Indigo Studio Japan  HP
LITMUS Indigo Studio Japan  Instagram

※藍染めは重量によって価格が異なります。気になる方はまずはホームページからメールでお問い合わせを♡
※ニットなどを染め直した際は、最初のうちは汗をかいたりすると色落ちが多少あるので、インナーは色落ちが気にならない色やアイテムがオススメです!

朏亜希子の最新20ルック
▼右にスワイプしてください▼

前回記事「2020年の「ご褒美ジュエリー」と「私的流行ピアス」3選」>>

これまで紹介したコーディネート一覧を見る