副反応が怖い


一青 新しい変異が生まれ、それに対応する新しいワクチンができれば、また新しい副反応が生まれるのではという不安もあります。自分は特別な持病を持っていないし、特別高齢でもないけれど、低い確率で発生する死亡例に当たってしまうのではないかという不安は自分の中にもあります。

稲葉 ワクチンの副反応という有害事象が、何万人に一人と聞いても、自分に当たったらどうしようという不安はあって当然です。コロナワクチンに限らず、よく出てくる不安のひとつですね。

 

こうした時に、よくお話するのは、打つことによるリスクとともに、打たないことによるリスクを考えるということです。最終的にはその比較をして、自分で判断することになります。

コロナの話で言うと、若い方でも感染すれば、嗅覚障害や味覚障害といった後遺症が残ることがあります。コロナのワクチンは発症予防効果が十分にあるとわかっているものですので、打たないリスクのほうが大きいのではないかなと思います。

明日に続きます。

 

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