片づけてわかった「探さない生活」の快適さ


かくしてなとみさんは、キッチンの片づけにも大成功! 一部を他の人に譲り渡し、 一部を保留し、今の自分に必要のないものだけを処分することができました。

 

家中を片づけてみてわかったことは、使う前に「モノを探さない」生活の快適さ。必要な書類も、着たい服も、栓抜きも、必要なときにすぐに取り出せる。なとみさんの以前の様子からは比べものにならないほど、便利な環境に生まれ変わりました。

 

「探す」ストレスが大幅に激減したことで、なとみさん心にもゆとりが生まれ、風通しのいい暮らしができるようになったそうです。

 

はじめはありとあらゆる山に埋もれ、「とりあえずBOX」にも苦戦していたなとみさんが、いかにして快適な空間を手に入れたのか。自分自身と向き合い、悪戦苦闘しながらモノを手放していく、そして手元に残す判断を下していくその姿に、思わず共感せずにはいられない一冊です。

 


著者プロフィール
なとみみわさん

イラストレーター。雑誌・広告・webでマンガやイラストを中心に幅広く制作。義母と家族、離れて暮らす実母とのエピソードをブログ「あっけらかん」にて連載。著書には『まいにちが、あっけらかん。』(つちや書店)、ブログが書籍化された『ばあさんとの愛しき日々』(イーストプレス)などがある。

(監修)やましたひでこさん
一般社団法人 断捨離®代表。東京都出身。早稲田大学文学部卒。学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片付け」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪のメソッドを構築。断捨離は、思考の新陳代謝をうながす発想の転換法でもある。処女作『断捨離』に続く、『俯瞰力』『自在力』(いずれもマガジンハウス)の三部作をはじめ、著作・監修含めた関連書籍は国内外累計600万部となるミリオンセラーになる。『モノが減ると心は潤う 簡単「断捨離」生活』『モノが減ると家事も減る 家事の断捨離』『モノを減らして愉快に生きる 定年後の断捨離』(いずれも大和書房)はロングセラーに。近著には『1日5分からの断捨離 モノが減ると時間が増える』(大和書房)がある。著書はヨーロッパ諸国をはじめ21言語に翻訳されている。

『コミックエッセイ 1ヵ月でいらないモノ8割捨てられた! 私の断捨離』
著者:なとみみわ 監修:やましたひでこ 講談社 1320円(税込)

引っ越したばかりなのに、いつの間にか「汚部屋」と化してしまった“ステラレネーゼ”のなとみみわさんの家。快適な空間を手に入れるべく、「断捨離」の提唱者であるやましたひでこさんのレクチャーの元、デスク周り、クローゼット、キッチンと、次々と片づけを敢行していきます。そこで発見したのは、空間が心にもたらす影響や、自分の「散らかしのクセ」でした。ちょっとしたコツでみるみる変わる、真似したくなる断捨離テクニックが満載です!



構成/金澤英恵

 

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