タレントのアン ミカさんとともに、人生の第二ステージ「セカンドステージ」を前向きに考えていく連載です。

夫婦・親・子どもとの関係や、職場の人間関係、自分自身の将来や健康など、人生の第二ステージを前にしたミモレ世代の悩みのタネは尽きません。この連載では、ミモレ読者から寄せられたお悩みをアン ミカさんとともに考えていきます。

ブラウス/マリナ リナルディ

日常の変化を嘆くのではなく、この悩める時間を、これからの人生を前向きに舵取りしていくための準備期間に充ててみませんか?

採用されたお悩みは、アン ミカさんが一言一句丁寧に読んで分析し、真剣に回答します!
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【家族にまつわるお悩み】

母との関係性で悩んでいます。一言で言うと子離れできていないタイプの母で、母からのプレッシャーや、今後の母との距離感を考えると耐えきれなくなっています

私は独身で、実家から電車で1時間以内の距離で一人暮らしをしています。母は愛情深い人で、父が他界後、祖父母を懸命に介護してきたのは尊敬も感謝もしていますが、最近祖母が亡くなったことで、一人になるのが耐えられない、寂しいと言われます。また言葉の端々に「(娘である私も)同じように親の介護をするのが当然」といったような発言や、もし私が今後結婚するとしたら、しがみついてでも同居する、といったような発言をします。母はまだ元気で介護は不要ですが、今のように別々で暮らせるのは、あと数年かもしれません。この先、仕事をしながら一人で母の介護をする覚悟が全くできませんし、現時点で母からのプレッシャーに押しつぶされそうです。

経済的に大変な中、私は私立大学まで出させてもらい、一人っ子で好きな習いごとをさせてもらってきました。父亡き後、母が経済的に困ったときは何度か支えてきましたが、あまりにも計画的でない、まとまった金額を突然要求されることも多々あり、「母からの電話=お金の無心」と捉えてしまい、一時期は母からの連絡を無視していたこともありました。

子どもの頃からママっ子で、羨ましがられるほど仲のいい母娘でしたが、一人暮らしを始めたり、母からの連絡を無視してしまった時期を経てからは、母が私に対して諦めたというか、圧をかけてくるようになった気がします。例えば「あなたを育てるのにどれだけお金がかかったか、自分がやりたいことを我慢して育ててきたか」と言われたり、週末や休日は実家に帰るのが当たり前と思っているようなフシがあります。

過去に私が母からの連絡を無視し続けた際、お金を取りに私の家まで来たことがあり、それがとても嫌で、引っ越してからは母に今の住所を伝えていません。普通の親子ではあり得ないと思うのですが……。

もし私が結婚していたら、今頃子育てに奮闘する時期だったかも知れませんが、夫も子も何もない私にとっては、母から見れば「自分といて当然」なのだと思います。母には言えないものの「ここまで頼らないで欲しい」と思う反面、私自身がとても親不孝で非情なのだろうかと思い、この数年その堂々巡りです

母は大切ですし、決して見捨てたいわけではないのですが、未婚のまま仕事と母の介護だけの生活になるのは耐えられない気持ちと、結婚して子どもを得て、家を建てた両親を越えられていない、親の期待に応えられない自分に情けなくなります。

●このお悩みが出てきたのはいつからですか?
私が一人暮らしを始めた8年前ぐらいから。

●ご自身では、この悩みの原因はどこにあると感じていますか?
母との性格の違い。母への感謝の足りなさ。私のメンタルの弱さ。

●この悩みを解決してどのようになりたいですか?
自立した親子関係になりたい。縁があれば結婚し、苦楽を共にするパートナーを得たい。

(青パンツ・47歳)
現在の家族構成:未婚
職業:会社員(正社員)
業種:金融、保険


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