無自覚なフレネミーが一番厄介


フレネミータイプの人は、自分を客観視できない人も少なくありません。だから、友達に対して嫉妬していることに気づかず、足を引っ張る行為をしてしまうことがあります。
また、負けず嫌いだからこそ、マウントをとったり、相手の立場を危うくするような言動をとったりしますが、本人にそこまで悪気がないこともあるのです。

とはいえ、悪気がない人ほど、厄介です。本人が反省する可能性が低い分、改善しないことが多いからです。
そして、本人が無自覚だからこそ、被害を受けているほうも「相手はフレネミーだ」と気づきにくいものです。
「なぜか、自分がこっそり話したことが、周りに広まっている」「相手の愚痴を聞いていただけなのに、自分が言っていたことになっている」「自分が変わろうと、新たな一歩を踏もうとすると、やたら止めてくる」などを感じたときは、その友達はフレネミーかもしれません。

 


フレネミーとの関わり方


では、フレネミーに出会ってしまったときは、どうしたらいいのでしょうか。
主に、この2つが大切です。
・距離を空ける
・関わるときは、自分のプライベートの話はしない

当たり前ですが、自分を不幸にする相手とは関わらないに越したことはありません。ただ、仕事でつながっていて、すぐに縁を切れるような相手でない場合は、とにかく「自分のプライベートの話はしない」「人の悪口や愚痴を言わない」ことが大切です。
特にフレネミーは心配を装って、「大丈夫?」とすり寄ってくることも多いので、それに乗らないようにしたほうがいいでしょう。

ただし、無自覚のフレネミーが多いということは、「自分も知らぬ間に、フレネミーになってしまっていることがあり得る」ということです。
フレネミー気質の人は、どうしたらいいのでしょうか。次のページで説明します。