「モーニングルーティーン」や「〜〜実況」はどの戦略？


「３H戦略」とは、2014年頃にGoogleが提唱した、動画の再生回数やフォロワー数を伸ばす戦略です。「３H」は「Hero」「Hub」「Help」の３つの頭文字からきています。

「３H」とは
① Hero⇨多くの人の欲求を刺激し心を動かすコンテンツ② Hub⇨世界観や価値観を表現し、興味・関心を惹くもの③ Help⇨ニーズに応えるお役立ちコンテンツ

企業が配信する動画がぐんと増え始めた2014年ごろに、動画マーケティングの戦略として、上記の３つのHの目的別にコンテンツを配信するといいですよとGoogleが提唱したんですね。

 

少し時間が経ってはいますが、今でも理に適った戦略だと思います。
人気のYouTube動画企画に当てはめてみましょう。

① Hero：多くの人の欲求を刺激し心を動かすコンテンツ「やってみた」「歌ってみた」「〜〜実況」

② Hub：世界観や価値観を表現し、興味・関心を惹くもの「モーニングルーティーン」「質問に答えます！」「Vlog」

③ Help：ニーズに応えるお役立ちコンテンツ「簡単レシピ」「ニキビを隠すベースメイク術」「DIYビフォーアフアー」
 

もしお好きなYouTubeチャンネルがあれば、初めて見たのはどれで、この人のセンス好きだな〜と思ったはどのタイプか分類してみえてください。また、YouTubeの動画コンテンツに限らず、ご自身のブログやSNS、企業のオウンドメディアのコンテンツでも上記の３つに分類してみると面白いと思います。

雑誌編集部では、１記事１記事や１つ１つの連載単位ではなく、複数のコンテンツを目的別に考えて構成することを「ラインナップ」と言います。雑誌の場合は、１冊のラインナップと１つの連載のラインナップと２つの掛け合わせで考えられています。

みなさんも１つの投稿や記事で３Hを全部叶えようとするのではなく、「これはHelp寄り」「これはHub寄り」「これはHero狙い」などと分けて、ラインナップで考えてみてください。

バタやん流３H戦略の使い方