規則正しく栄養的にも正しい食事で、お腹はペシャンコに!


倒れる前に、「高血圧の原因は2キロ太ったからでは?」と考えた私は、週に一度だけ断食するメソッドを導入し4キロほどのダイエットに成功していました。けれども残念ながら脳出血で病院に運ばれ、点滴のみで2日、その後も健康的な食事withoutアルコールの日々。

きっと、さらに痩せているだろう! と密かに期待していました。

そしてリハビリ病院に転院した当日。「体重を測りましょう」と言われてウキウキと車イスで向かった先にあったのは、車イスごと体重が測れる体重計! 測ってみたところ500グラムほどしか減っておらず、心から落胆してしまいました。

「車イス分が引かれるとしても、服も靴もすべてつけているんだから、きっと普通に測るより重く出るんでしょう!」と自分に言い聞かせる私。これからの入院生活で、きっともっと痩せるはずです!

さて、「脳出血の原因は高血圧」と診断されている私の食事は、塩分が少なめのコントロール食。通常の患者さんとメニューが微妙に違うのが、けっこう悲しいのです。

そもそも、主菜は魚率がとても高く、お肉の日も量はかなり控えめ。さらに塩分が控えめなので、残念ながらごはんが進みにくい状態です。倒れる前は糖分を摂りすぎないようにと、「ごはんは半分でいいです」と言っていたものの、病院ではナチュラルにお米があまり食べられません……!

ある週の献立はこんな感じ。

 

ちなみに月曜日の朝は、唯一のパン食! ときに甘いクロワッサンが出され、それはそれは夢心地の味わいなのでした。そして金曜日のランチは、これまた唯一麺類が登場!

 

とっても楽しみな金曜日のランチですが、みんなはカレーうどんの日に、減塩食の私は玉子うどん。充満するカレーの匂いに包まれながら、「ああ、スパイシーなものが食べたいぃぃ」と、悲しくうどんをすするのでした。しかも「すする」機能が低下してしまったらしく、「ズズズ」ができなくて大変……!

 

こうして夜の7時にはごはんを食べ終わり、それから翌朝までは何も口にしない入院生活を送っていた私。倒れる前は、子どもを寝かしつけた10時過ぎからつまみを食べつつビールなどを飲んでいたものです。

それが一切なくなったおかげか、日に日にお腹がペシャンコになっていきました。