ずっとスケーターでいたい


――今いちばん会いたい人は?

この人っていうよりは、スケート仲間。すごく心の支えになってますね。

――あいみょんじゃなかったんですね(笑)。

(はっとして)それじゃん! それにしとこう(笑)。この間、初めてライブに参戦して、普通の大学生として言うと本当に可愛かったので(照)、また会いに行きたいです。

――1日入れ替えるなら誰と入れ替わりたいですか?

う~ん。これもあいみょんさんになっちゃう(笑)。自分は歌があまり得意な方ではないので、あいみょんさんみたいな素敵な歌声になりたいです。あと、何か趣味を見つけたくて、ギターとか弾けたらいいなと思っているものの、なかなか手を出せていないので、あいみょんさんになってギターを弾いてみたい!

――いきなり100万円もらったら何に使いますか?

サウナ付きの素敵なペンションにひとり旅行をしてみたいです。自然豊かなところとかいいですよね。それこそサウナーの一希にオススメを紹介してもらいながら。フィンランドってサウナの本場って言うじゃないですか。僕も試合で行ったことはあるんですけど、そのときはまだサウナが苦手だったので。今度行ったときには、本場のサウナを経験してみたいです。

復帰後、初めての全日本選手権。その魂の演技は今なお語り草となっています。 写真:YUTAKA/アフロスポーツ

――では、最後の質問です。スケーターじゃなかったら何がしたいですか?

う〜ん。これというのが本当になくて。スケーターでいたいです。ずっと氷の上で生きていたい。生まれ変わってもスケートに携わりたいなという気持ちがあって。スケーターじゃない自分は想像できない。ずっとスケーターでいたいです。

 


山本草太(Sota Yamamoto)
2000年1月10日生まれ。大阪府岸和田市出身。6歳でスケートを始める。ジュニアグランプリファイナルで2年連続表彰台、世界ジュニア選手権で銅メダル、リレハンメルユース五輪で金メダルなどジュニア時代から華々しい成績を残すも、2016年3月、2度目の世界ジュニア選手権への出発当日の練習中に右足首を骨折。競技から遠ざかる。3度の手術を経て、2017年9月に競技復帰。以降、日本代表候補のひとりとして国内外の試合に出場し続けている。目標は、ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪出場。
Twitter:@ so_ta0110
Instagram:@ sota0110


取材・文/横川良明
構成/山崎 恵
 

 

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