芸能人じゃなくても、NGラインをはっきり伝えるべき時代?

 

この問題は、写真に限らないかもしれません。友達とお茶して喋ったことが、一部抜粋されてSNSに書かれたりすることもあります。家族構成、年齢、どんな仕事をしているか、趣味は何か……。その場で消えてしまうおしゃべりであれば気軽に開示する個人情報も、ネットに書かれるとなれば話は別。

書いている本人は、「暴露しよう」なんてもちろん思っていないでしょう。

とはいえ、写真を撮るたび、おしゃべりするたび、「これはどこかにアップするの?」と確認するなんて難しいですよね。なんだかギスギスしてしまいそうですし……。

 

参加しているグループにSNSで積極的に活動しているメンバーがいるのであれば、何かの機会に「私のOK・NGライン」をはっきり説明しておければいいですね。

例えば、「この写真、SNSで使っていい?」と聞かれたときに、「写真は恥ずかしいからやめてね~。あ、手元だけならいいよ」「私はSNSやってないから、私の話は書かないでね~」「私のことはOKだけど、仕事の話と子どもの話や顔は絶対NGね」という感じ。

「NGを伝えるなんて、自意識過剰と思われる?!」と心配することはありません。何かあってからでは遅いですし、態度が定まらなければ、当然ながら意思は相手に伝わりません。

ナナさんは、「『私が撮りますよ~!』と声をかけることで写真に写るのを回避したりする」らしいです。そうやって積極的に役割を担うことで、その場にいることを楽しんでいるとアピールするのも有効ですね。

せっかくのサークル活動も、不安の種を抱えていたら心から楽しめなくなってしまいそう。「私、写真はNGでーす!」と宣言してスッキリできたらいいですね。

皆さんのモヤモヤ話を教えてください!

職場や家庭で、イラっとしたけど言えなかった、違和感を感じたけど言葉にできなかった、モヤモヤしているのは私だけ? と思った経験がありましたら教えてください。エピソードを掲載させて頂く際はミモレの会員ニックネームではなく、仮名でご紹介します。皆さまからのエピソード投稿をお待ちしております。

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文/梅津奏
構成/山本理沙

 

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