高感度セレクトショップの複合体「LCDC SEOUL」

LCDC SEOUL ソウル市城東区ヨンムンジャン17キル10 


次に向かったのは、Jさんが「団地」と呼ぶ、シンプルでスタイリッシュな建物「LCDC SEOUL」です。ここも、「聖水連邦」同様、個性的なセレクトショップの複合体です。

 
 
左からベリーのタルト、抹茶のタルト、ピーカンナッツのタルト。

まずは一階のカフェへ。店名の「Ephemera」は、「はかない、一瞬の」という意味。コーヒーを飲みながらの、つかの間の会話を大切にする場所。壁や柱には、世界中から取り寄せた約200のフレームが飾られています。額に入っているのは、古ぼけた切手やメモ用紙。とるに足りないもののように見えるかもしれないけれど、切手やメモは、はかなくも大切なコミュニケーションを象徴する、誰かと誰かの歴史の一瞬を記録したアートなのです。

消印付きの外国の切手や昔のメモ用紙。どんな人が使ったのか想像が膨らみます。

Jさんが「ちょこっと前に韓国でブームになった」とオーダーしたのは、日本でもおなじみの韓国スウィーツ、クロッフル。渡韓できなかった間に流行したので、ついに初めて本場の味を食べました。蜂蜜たっぷりのクロッフルは生地は外はカリッと、中はもっちり。カフェラテと一緒においしくいただきました。

 

2階から上には、旅をコンセプトにしたブティック「LE CONTE DES CONTES」、そしてナチュラルな素材にこだわるコスメショップや雑貨屋さんがぎっしり。

 
 
ショップ名の「LE CONTE DES CONTES」とは、「物語の中の物語」という意味。人生を旅にたとえ、旅という物語のような日々を彩るファッションやライフスタイルグッズをキュレーションしています。

セレクトショップやポップアップストアが入った小部屋が並ぶフロアは、ドアを開けるごとにわくわくする、まるでビックリ箱の集合体です。

 
 
 
ナチュラルコスメのお店でJさんはアイパックを購入。