ドラマティックな恋愛をしていたい彼女には、安定思考のエイダンはつまらない。だから婚約しても嬉しそうじゃなかったし、婚約指輪をもらっても指につけずにネックレスにつけたりしていた。だから今回、昔のよしみで焼けぼっくいに火がついたとしても、それは郷愁のようなもので、エイダンはキャリーにとって結局、「ビッグの死から立ち直るためのリハビリ要員」で終わってしまうのではないかなあ、というのが私の予想。

だって、キャリーって死ぬまで恋していたいタイプに見えるから。エイダンに落ち着くとしたら、80歳くらいになって身体が本当に動かなくなってからなのではないでしょうか。

翻って、ジェニファーとベン。先日のグラミー賞授賞式で、ジェニファーのエスコート役で観客席にいたベンの、あまりにも退屈そうな表情が話題になっていましたよね。そんな彼を嗜めるジェニファーにベンがイラッとしている場面もTVカメラに捉えられていました。

ジムへ行くにもエルメスのバーキンを持ち、美容のためにアルコールもカフェインも我慢するジェニファーと、服装には無頓着でダンキン・ドーナツのコーヒーが大好物、かつてはアルコール依存症でリハビリをしていたベンは、恐らく根本的に全く異なる価値観を持ち、それゆえに強烈に惹かれ合うのかも。

写真:X17/アフロ

だけど結婚して、しかもお互い連れ子がいる状態となると、そのライフスタイルの違いを埋めるのはとっても大変そう。外見やセックスアピールの引力だけで続けられるのって、せいぜい3年が限度だと思うのです。しかも、あのベンの退屈そうな顔……(涙)。俳優なのに楽しい表情すら取り繕えなかったなんて、よっぽど居心地悪かったのでしょうねえ。

決して幸せなカップルに水を差したいというわけではないのですが。

 

そんなわけで、アラフィフになっての復活愛、とても素敵そうではあるのですが、お互いに別れた原因が根本から改善されていなかったり、または相違点に歩み寄ろうとする双方の努力がない場合。やっぱり結局同じ結果になるのではないかな〜、と思ってしまうのですが、どうでしょう。

ひとまずはAJLTのシーズン2放送を、楽しみに待つといたしますか。
 

 


前回記事「グラミー賞、最も話題になったのは妻の付き添いで来ただけの「退屈そうなベン・アフレック」」はこちら>>

 
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