ファッションという観点からだけでなく、トム・クルーズやクワンティン・タランティーノ監督などの映画界の大物たちも「絶対にバービーとオッペンハイマーを観に行く」と断言するほどの期待値。すでにケン役のライアンは「オスカーをあげるべき」「過去最高の演技」と絶賛されています。

最初にライアンの出演を知ったときには失礼ながら、「42歳のライアンはケン役には歳をとりすぎているのではないか」と思ったのですが、予告編映像を観ても、金髪でピンクの派手な服を着てローラースケートを履いた彼の姿は、完璧なケン。


そして7月19日には、ライアンが映画の公式サイトで、なぜかBTSのジミンに対して謝罪する公開ビデオレターを投稿。その内容とは、ケンが映画の中で着用しているカウボーイ風衣装が、BTSの『パーミッション・トゥ・ダンス』MV内でジミンが着たフリンジ付きの衣装と被っていた、というもの。ライアンは「君が最初に着たし、間違いなく君がいちばん似合っているよ」とした上で、お詫びにケンのギターをプレゼントするとメッセージ。


実はジミンはライアン主演の『きみに読む物語』を何度も見返すほどの大ファンらしく、この投稿によって世界中のBTSファンたちも『バービー』が観たくなったのは必至ですよね。

ジミンもさっそく、インスタでギターを手にしてお礼メッセージをあげていました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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アメリカ以外の各国でもバービーの期間限定カフェなどのイベントが開催され、オーストラリアではピンク色のバンズのスペシャルなバービー仕様のハンバーガーも登場。音楽も豪華で、映画のサントラ『Barbie The Album』にはニッキー・ミナージュ、ビリー・アイリッシュ、サム・スミスなどの人気アーティストが参加し、映画公開後、Apple Musicのデイリー・グローバルチャートではニッキー・ミナージュとアイス・スパイスの『New Peak』が2位にランクイン。

 

こうした緻密なプロモーション戦略が功を奏して、近年稀に見る成功作となった『バービー』。公開日が同じ『オッペンハイマー』とあえて対立構造を生み出して世間を煽るという作戦も大当たり。見比べてみたくもなりますしね。

この実写版『バービー』は、マーゴットが企画を思いつき、グレタにプレゼンして実現したもので、だからこそマーゴットの思い入れは強く、バービーが裸足になってもヒールをはいたときのままに足が曲がっているシーンはスタントを使わず、彼女自身が8回も演じて撮り直したといいます。


というわけで、語りたいネタはまだまだたくさんあるのですが。クリエイターたちのこだわりが詰まった『バービー』、日本では8月11日公開予定。私は初日に絶対に観に行くと決めています!

 

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