ミドル女性の心地よい「自分時間」の過ごし方

本音その1 
「デンマークのヒュッゲ(hygge)を生活に取り入れています。居心地の良い空間に満足し小さなことに幸せを感じるなど、デンマーク人の心の持ち方を指す言葉です。趣味のイラストをつくったり料理をしたり、ひとりヒュッゲを楽しむようにしています」
「ハーブティーを飲みながらヘッドフォンで音楽を聴いています。そしてお菓子やパンのメモをまとめたり、鍵編み作品をつくったりデザインをしたりしながら、今日の仕事を終えた喜びの時間を堪能しています」

落ち着いてひとりになれる時間には、自分が心からリラックスできることをしている様子がうかがえます。映画鑑賞やドラマの視聴、読書、エクササイズなども、ひとりきりで楽しむ至福の時間だというコメントが多数あり、自分の世界にひたって気分をリフレッシュするひとときはミドル女性の貴重な時間になっているようです。

 


本音その2 
「隙間時間に〔ミモレ編集室〕をのぞいています」
「家を早く出て、仕事前の40分間をカフェで過ごしています」
「朝早く起きて、朝食だけは新聞を読みながらゆっくり食べたいです。コーヒーを飲みながら30分。仕事がある日は、ここが自分の時間です」

家を出るまでの限られた時間や家事と仕事の隙間時間など、ひとりで過ごせる時間を手に入れるため、早く起きるという声も。一方、夜は美容に力をいれているという人もいました。

 

本音その3 
「子育ては終了、仕事も退職したので、大学に通い始めました。大学入学が、夫に対して“これからは自分のために時間を使います!”という意志表示です」
「キャリアチェンジを模索中の今、自由時間にはオンライン講座を受けたり本を読んだりしています」
「これまで家族と仕事に振りまわされてきたので、今ある貴重な自由時間をムダにしたくないと思い、県が主催するフリーランスで働くための学校に通っています」
「絶対に確保しているのは木曜日にある絵のレッスン時間。とにかく集中して絵を描くと、波打った気持ちが落ち着くんです」

手に入れた自分時間を、勉強や今後の生き方にいかすための知識や技術の習得にあてている人もいました。確保した時間の大事さをわかっているからこそ、ムダにしない。「やりたいこと」や「自分で決めたこと」に時間を使い、有意義に過ごしたいと考えるミドル女性たちの姿が印象的でした。


文/文月
イラスト/Kae

〔ミモレ編集室〕の詳細はこちらから>>

 

前回記事「【40代〜50代調査】ミドル女性に聞いた誰にも言えない「秘密」はある? 家族にも言えない隠しごとについて聞いてみた!」とは?」>>