ルール2. 持っているものが一目で見渡せるように引き出し収納は使わない

「自分が何を持っているのか分からなかったり、そもそも服の量が多いと、結局タンスの肥やしが増えてしまいますよね。買って着ないものを極力ゼロにしたいので、持っている服を一目で見渡せるように引き出し収納は使っていません」

「クローゼットの高さを利用して、上下2段に分けて空間を無駄なく使っています」(有田さん)
シワになりやすいパンツはトップスと同様ハンガー掛けに。
「デニムなどシワにならないボトムスだけ畳んで重ねています。重ねても枚数が少ないので把握できています」(有田さん)
靴もすべて一目で見渡せるように収納。「ここに入る数だけ持つようにしています」(有田さん)
「玄関には姿見を設置し、靴を履いた状態で全身のコーディネートのバランスを確認できるようにしています」(有田さん)


ルール3. 色ではなく、アイテムのカテゴリーで分ける

「セレクトショップのように色ごとに並べるのも素敵ですが、自宅のクローゼットは実用的じゃないといけないので、私はアイテムごとにエリア分けをしています。それぞれのアイテムの数を把握しやすいので、持ちすぎ対策にもなります」

「右側の上段はTシャツやニット、短めのベストとシワになりにくいボトムス、下の段はシャツやスウェット、シワになりやすいボトムスを収納しています。左側は長いワンピースとアウター類をまとめています」(有田さん)
「帽子や小さめのバッグなどの小物はバスケットに入れてまとめて収納しています」(有田さん)
ジュエリーやスカーフ、サングラスなどの小物類は一箇所にまとめて保管。
「次の日に着ける予定のジュエリーは前の日の夜に丸いお皿の上にあらかじめ選んでおくと、忙しい朝も慌てません」(有田さん)
「猫がいるのでコロコロが欠かせません。無印の携帯用衣類クリーナーは出先でもさっと使えるので、いつもバッグに入れています」(有田さん)


使い勝手がよく、扉を開けるたびに気分が上がる有田さんのクローゼット、いかがでしたでしょうか? 現在はシンプルで洗練されたクローゼットの持ち主である有田さんも、一時期クローゼットから服が溢れてしまったことがあるそう。次回の記事では「物に押しつぶされそうになった」という有田さんが今のスタイルに行き着いた理由と、少ない服でおしゃれを楽しむ秘訣についてお話いただきます。お楽しみに!
 

 

撮影/高木亜麗
取材・文/堂坂由香
 

 

第1回「人気YouTuberが教える「衣替え要らずのクローゼット」の作り方とは?【50代 オールシーズン22着】」>>

第2回「欧米マダムに学んだ「一生モノとの付き合い方」とは?【50代のミニマムクローゼット】】」>>

 
  • 1
  • 2