値段が高くないもの、飲食品は買わなくていい


一方で、消費税アップ前に買わなくてもいいものもたくさんあります。

まず、値段が高くないものは、家に置く場所の問題もありますから、焦って買わなくていいでしょう。また、今回初めて「軽減税率」というものが導入されて、持ち帰る飲み物や食べ物は消費税が10%ではなく、8%のままなので、例えば水やお茶のペットボトルなどを大量に買わなくていいわけですね。

お酒は軽減税率が適用されず、消費税が10%ですが、大量に買いだめすると、結局予定以上に飲みすぎる原因になりそうなので、ほどほどに……。

また、中小の小売店などでキャッシュレス決済をした場合、ポイントが還元される予定なので、小売店で買えるものは買いだめしなくていいでしょう。

そう考えていくと、今回の消費税アップで慌てて買っておかなきゃというものは、実は少ないのかもしれません。
 

「どうしたらお得か」よりも、「自分は何を手に入れたいのか」


忙しい方たちは、「何を買ったらお得か」という金額に振り回されると、大切な時間を失うことにもつながります。それよりも、「自分は本当は何がしたいのか」「自分は本当は何が欲しいのか」ということに気持ちを向けることをおすすめしたいです。

そうすれば、不要なものにお金を使わなくなり、その結果、本当に欲しいものにお金を使える大きなメリットもあるのです。

消費税アップを機に、ぜひ自分自身の気持ちにもじっくり目を向けるようにしてみてください。

文/西山美紀
構成/片岡千晶(編集部)

 

前回記事「【デパート友の会でお得に買い物】3つのメリットとデメリットを知って上手に活用」はこちら>>

 
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