このような婚活をしている人が次にどうなってくるかと言いますと、妥協をしようとするのです。しかしそれで結婚をすると、とんでもないことになってしまうでしょう。
そこでお勧めしたいのが、趣味の場での出会いです。mayopiさんの趣味の中身にもよるのですが、楽しい場で出会うことは、その後の関係が上手くいく秘訣の一つでもあるのです。ただ、その趣味が男性アイドルの追っかけだったりしますと、なかなかそこで出会うのは難しいかもしれません。どうしたって彼らの方が素敵に見えてしまいますから(笑)。もしそうでなければ趣味の場を通じて出会いを求めていく、あるいは趣味の仲間に男性を紹介してもらう、という方法はいかがでしょうか?
そして婚活は辛くなったらスパッと止める、これも鉄則です。婚活は、頭で考えて動くのではなく、気持ちで動くことが大事なのです。仮に、頭で考えて条件の良い人に出会えたとしても、その相手と距離を縮めるために多くの時間を割かなければなりませんから、趣味の時間が削られることになります。それでも幸せだと思えるかどうか、そこをしっかり見つめるようにしてください。
私のところに相談に来られた方に、ライブ鑑賞が大好きな方がいました。その方は婚活で出会いがあるにはあったのですが、ライブで全国を行脚していましたから、デート日程がことごとく合わないのです。結局、その相手との関係は自然消滅してしまいました。無理もありませんよね。それだけライブを楽しんで充実した毎日を送っているのに、さらに交際相手までいるのか?という話でもあるのですから。
このように仕事や趣味が充実している方が婚活で成功するのは、その仕事か趣味に飽きてしまうか、「本当に何とかしなければいけない!」とお尻に火がついたときです。
それは自然な流れですので、今は無理して婚活に勤しむ必要はないのではないか、と思ってしまいます。それに楽しいことをしているときに人が発しているオーラはとても魅力的なもので、異性を引き寄せる力も十分あります。頭で考えて婚活に勤しむよりも、仕事や趣味を思い切り楽しんで自分を高める方が、結果的に幸せなパートナーシップを得られる可能性は高いと思いますよ。
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- 根本裕幸1972年生まれ。1997年より神戸メンタルサービス代表・平準司氏に師事。2000年にプロカウンセラーとしてデビュー。以来、述べ15000本以上のカウンセリングをこなす。2001年、カウンセリングサービス設立に寄与。企画、運営に従事し、2003年からは年間100本以上の講座やセミナーもこなす。2015年より独立。フリーのカウンセラー、講師、作家として活動している。『いつも自分のせいにする 罪悪感がすーっと消えてなくなる本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本』(大和書房)、『子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる』(実務教育出版)など著書多数。ブログはコチラ→https://nemotohiroyuki.jp/ この人の回答一覧を見る
- 山本 奈緒子1972年生まれ。6年間の会社員生活を経て、フリーライターに。『FRaU』や『VOCE』といった女性誌の他、週刊誌や新聞、WEBマガジンで、インタビュー、女性の生き方、また様々な流行事象分析など、主に“読み物”と言われる分野の記事を手掛ける。 この人の回答一覧を見る
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