第3位
『ザラのヘッドバンド』

 
 

ネイビーのドレス/ジェニー・パッカム  写真/代表撮影/ロイター/アフロ

11月、戦没者追悼フェスティバルで身につけられていたものです。
お洋服だけにとどまらず、小物も話題になった今年。ここ最近、キャサリン妃の”マイ・トレンド”といえばヘッドバンド。 
ロイヤルメンバーのマストアイテムであるお帽子の代わりに、ヘッドバンド型のものをお着けになることが増えています。カチューシャよりも幅や高さがあり、素材もベルベットなど華やかなもの。かねてから愛用のミリナリー(帽子デザイナー)にオーダーされることもあれば、こちらはなんとザラ! 
黒のベルベットにビーズの装飾がほどこされたデザイン。ちょうどホリデーシーズンも手伝って、人気となりました。 お帽子まではなかなか…と躊躇する人は多いでしょうが、これなら日頃から愛用している人にとってはうってつけ。初めての人にもチャレンジしやすい色・ デザインです。 
プリンセスのマストアイテムが身近で買えるのだから、欲しくなるのも必然ですね!
 

 

第2位
『エキプモンのドットシャツ』+『ザラのパンツ』

 
 

写真/代表撮影/ロイター/アフロ

いよいよトップ2! 今年2番目に注目されたキャサリン妃の着用アイテムは、シルクのドットシャツ。 黒地に白ベースのドット生地に、ボタンダウン、ポケットがついたベーシックなデザイン。 
エキプモンといえば、ご存知フランスの人気シャツブランドですが、キャサリン妃にとっては初のチョイス。これまではどこかにフェミニンなディテールが効いたブラウスが中心でしたが、シャープでベーシックなデザイン、そしてダークカラーの定番プリントとなれば、より幅広い人の心に購買意欲をもたらしたようです。こちらもシーズンレスでエイジレスに長く着れることがポイントですね。 
同時にこの時コーディネートされていた、黒のパンツも人気になりました。 こちらもこの時が初お披露目。ハイウエストでワイドなシルエット。いわゆる”スカンツ” はザラのもの。 
  
ベーシックでありながら少しのトレンド感もあり、しかもお手頃価格5990円となれば、欲しくなりますよね。 

第1位
『L.K ベネットのネイビーのマリンパンツ』

 
 

写真/ロイター/アフロ

堂々の1位はマリンパンツ! 今年5月、セーリングのイベントに出席された際のファッションより。キャサリン妃といえばスカートのイメージが強いと思いますが、実は最近静かに、そして着々と増えているパンツの着用。 昨年初めてワイドパンツをお披露目されて話題となり、これが2本目のパンツです。やはり”マリンスタイル”は世界共通で人気なのを証明するかのごとく、キャサリン妃の登場直後から各所で在庫が消えていきました。実際に私も、少しの躊躇が仇となり買い逃しました(笑)。
ネイビーというベーシックカラーに白のボタンがアクセント、そして八分丈。年齢・体型関係なく幅広い人に合う色・デザインであることと、素材もオールシーズン活躍する化学繊維。 英国の代表的なOLブランドで、手が届くお値段(約20000円)というのも大きいでしょう。 
この時キャサリン妃は、お仕事スタイルとして太ヒールのパンプスと合わせていらっしゃいますが、スニーカーなどと合わせてカジュアルダウンも可能。オールマイティなパンツですね。人気の理由も当然と言えるでしょう。このまま上にコートを羽織れば、冬でも成立するスタイルですね。


いかがでしたか?
お洋服だけでなくファッション小物がランクインしていたのは意外だったかもしれませんね。
ここ数年、ビスポークのお洋服が増えていることもあり、同じものを購入出来ない状況も増えています。ですが、例えばコスパブランドなど、“買えるもの”となれば即大人気。 

また、フェミニン一辺倒だったキャサリン妃が、今年新たに挑戦されたトレンドやモード感のあるシャープなアイテムが入っているのも注目です。キャサリン妃の“ファッション新戦略”が成功、ということになります。
通常のキャサリン妃スタイルとは異なり、ランクインしたアイテムがすべてダークカラーであることも印象的でした。キャサリン妃のカラフルなお洋服を見ているぶんには素敵だけれど、実際に自分に取り入れるとなると、やはり合わせやすいベーシックカラーに落ち着く……といったところなのでしょう。 そんな気持ちも理解できますよね。

キャサリン妃のコーディネートを一挙に見る>>

構成/高橋香奈子、片岡千晶(編集部)
 

 

前回記事「【キャサリン妃ファッション】プリンセスのローブ・デコルテ・スタイル」はこちら>>

 
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