正田:大人だけでなく、例えば、子ども用ケータイを卒業してスマホにしたいというお子さんがいれば、OCNモバイルONEの1GBのコースを選べば、月々の費用が子ども用ケータイとほとんど変わらないと思います。

西山:1GBにすれば、子どもが外でたくさん使うことも防げそうですしね(笑)。

 

正田:そうですね(笑)。
ちなみに、1GBで契約していてそれを超えたら、(自分でデータ容量のチャージの手続きをすると追加料金がかかりますが)、そのままにしていれば、速度が非常に遅くなりますが通話などは使えますし、WiFi環境なら使えますので、あまり問題はないと思います。

注意点としては、格安SIMの場合、基本的にはスマホ本体を自分で用意する必要があり、別途購入することになりますね。

西山:子どもが使う場合は、親が以前使っていたスマホ本体を使っているご家庭もありますね。また、中古スマホを扱う「ゲオモバイル」や「にこスマ」などを利用して、本体代を抑える手も。

正田:最近は、スマホアプリやネットオークションなどで、個人間で中古スマホを売買されるケースも見られます。スマホ本体を安く入手する選択肢もどんどん増えています。

西山:「格安SIMにすれば安くなる」とわかっていても、どうしても格安SIMになじみがなくて、うまく使う自信がないという人もいると思います。
その場合、例えば大手キャリアの格安プラン(ahamo、povo、LINEMO)を一度経験してから、格安SIMに移るという方法もありでしょうか?

正田:それも一つの手ですね。例えば、ドコモの格安プランであるahamoはいわゆる“2年縛り”といった契約期間もなく、その後に他社に乗り換えるための手数料もいりません。
乗り換えの際には、乗り換え先で特典があるケースもあるので、逆にお得になることもあると思います。

西山:以前は多かった「長期利用による割引」が今はあまり見られませんよね。家電を買い替えるくらいの感覚で、スマホもその時の自分の使い方や好みにあったものを選んで、上手にわたり歩いていく時代なのかもしれませんね。

正田:はい、格安SIMの場合は、キャリアメールなど、通信会社に依存するサービスがほとんどありません。ネット接続だけに絞って使っておけば、回線だけ乗り換えるのはとても簡単になります。

西山:その通信会社でしかできないことをたくさん導入しすぎると身動きが取れなくなりますが、例えば荷物が少ない人が引っ越しをしやすいようなイメージで、身軽にしておいてもいいのかも……。

正田:まさにそうですね。ちなみに格安SIMは、ネットからしか申し込めないと勘違いしている方も多いですが、IIJmioやOCNモバイルONEなどの大手なら、ビックカメラやヤマダ電機などの家電量販店に窓口があります。
対面で相談しながら乗り換えたい人にも向いています。

西山:大手キャリアの格安プランは、ネットで乗り換えないといけないですが、店頭窓口で手取り足取り教えてもらえるのであれば、その方が初心者にとってスムーズかも……。

正田:はい、その場で乗り換えができますから、自宅にSIMが届くまで待つ必要もありませんし、「今日すぐに乗り換えたい」という場合も、混雑などがなければ窓口で対応できますから。普段なじみがないかもしれませんが、「格安SIM」を検討する価値は大きいと思いますよ。


正田拓也  Takuya Shoda
アスキーやImpress Watch記者などを経て、フリーライターとして独立。携帯電話料金やサービス、市場の流れやトレンドのほか、IT関連、自動車業界のライターとして活躍。PC全般からはんだごてを使った自作系、通信系までで、ハードからソフトまで幅広くカバーしている。ASCII.jpで『格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!』を7年間連載中。主な著書に『あなたと家族のスマホ代がサクッと半額以下になる本』(インプレス)他。

取材・文/西山美紀
構成/片岡千晶(編集部)


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