戸田恵梨香さんは頭の容量が計り知れない

日本テレビ・水曜ドラマ『ハコヅメ 〜たたかう!交番女子〜』より

藤部長演じる戸田恵梨香さんとのシーンが多い永野さんですが、クランクイン直後からいい手応えを感じたそう。

 

「はじめて藤先輩と会話した時に、『これだ!』と思いました。藤先輩が目の前にいることが実感できました。戸田さんはお芝居のこと、自分のこと、私やみんなのことをいろんな角度からものすごく考えていて、頭の容量が計り知れないんです。撮影中、戸田さんとはいつも一緒にいて、お話ししたり、笑ったりしています。それがすごく幸せ。どこまでもついていきます! という感じです」

日本テレビ・水曜ドラマ『ハコヅメ 〜たたかう!交番女子〜』より


私がお芝居を続けてこられた理由


小学3年生の時にスカウトされてデビューした永野さんは、新人の川合と違って、10年以上、俳優として演じることを続けてきました。朝ドラ『半分、青い。』のヒロインを始め、着実にキャリアを重ねられているように見えますが、今、演じることの難しさや面白さ、奥深さを感じていると言います。

「お芝居をずっとうまくなりたいと思っているけど、どうやったらうまくなるかがわかりません。舞台をやればうまくなるという人もいますが、全員がそうとは限りません。これをすればうまくなるという絶対的なものがないからこそ、楽しいし深い。だから私が今も続けていられるんじゃないかと思うんです」

10代の頃は学生の役が多かった永野さんですが、最近では「ハコヅメ」の女性警察官・川合役のように、仕事を持つ大人を演じることが増えてきたそう。この先、どんな女性を目指したいと思っているのでしょうか?

「誰かに手を差し伸べてもらうのもいいのですが、自分の判断力で自分が一番幸せになれる場所に、自分の力でチョイスできるようになれたら素敵だなって思っています」

 
 

永野芽郁 Mei Nagano
1999年生まれ、東京都出身。2009年にデビュー。NHK大河ドラマ『八重の桜』(13年)出演、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(18年)ではヒロインに抜擢され、19年のエランドール賞新人賞を受賞。映画『俺物語!!』、『ひるなかの流星』『帝一の國』や、ドラマ『僕たちがやりました』などで存在感を見せる。2021年は映画『地獄の花園』の他、『キネマの神様』『そして、バトンは渡された』と出演作の公開が控える。

<ドラマ情報>
『ハコヅメ 〜たたかう!交番女子〜』
(日本テレビ・水曜ドラマ)
2021年7月7日(水)よる10時スタート 毎週水曜よる 10時~11時

 

【原作】 泰三子 『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(講談社「モーニング」連載中) シリーズ累計発行部数170万部突破!
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撮影/Junko Yokoyama(Lorimer management+)
ヘア&メイク/石田絵里子
スタイリング/鴇田晋哉
取材・文/吉川明子
構成/川端里恵(編集部)
この記事は2021年7月7日に配信したものです。
mi-molletで人気があったため再掲載しております。
作品の情報等は公開当時のものです。