自分の家族だけでなく、彼の家族にも愛着を持ちましょう


ただ、おふたりの関係性以外で、ひとつ気になったことがあります。それが、冒頭でお伝えしたプリマネさんの「家族への愛着」です。

親御さんがご健康な今、お姉さん夫婦は育児サポートを借り放題にできているかもしれません。でも、親御さんにもしものことがあれば、当然サポートする側に回る必要が出てきます。関西の地元にいたい理由が、ご自身のキャリアのため、住み慣れたところで子育てしたいため、というものなら理解できます。ですが、プリマネさんは「実家の子育てサポートを受けたい」「親御さんやお姉さんに甘えたい」ことが大きな理由のひとつになっていないでしょうか?

 

結婚して家庭を持つということは、「夫婦ふたりで家庭を作っていく」ということ。私としては、ご結婚をするならば「実家を巣立つ覚悟」が必要ではないかと思うのです。プリマネさんにお子さんができたら、「大好きな甥っ子さん」に向ける愛情もすべて、ご自分のお子さんに注いでほしいとも思います。

プリマネさんのご家族への愛情を手放して! と言っているわけでは決してありません。彼とは「土地への愛着」だけでなく、ご家族がどれだけ愛情深い関係で結ばれているかも共有されるといいでしょう。ただ、自分の家族への愛着がいつでも最優先では、パートナーシップは成り立ちません。彼のご家族に愛着を持つ努力をすることも必要だと思うのです。

早急に答えを出そうとするのではなく、「お互いが愛するものを愛する努力」をやり切ってからでも、ご結婚は遅くないと私は思います。運命の出会いを果たしたおふたりが手に手を取り合って、「やった! 嬉しいな!」と喜び合える日がくることを、私も心から祈っています。

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取材・文/金澤英恵


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